八幕 Sister Paranoia
10幕
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ラを抹殺すべく動き出した。
アスカのシャイニングヴェールをノームのロックヘキサが防ぐ。間髪入れず2射目の白光。ミラはロックヘキサを放棄して空へ舞い上がった。
すると、背後で不穏な雷鳴。ミラはとっさにプリズンセイヴァーで四方を防御する。案の定ミラを狙ったヴォルトの雷撃が、光の防護陣と相殺された。
前を見据える。どの大精霊の権能かは知らないが、フェイもまたミラと同じ高さで浮いていた。
「君はどうして私と戦いたいんだ?」
「――――ミラさまのせいで、ミラがいなくなったからだよ」
言うが早いか、ミラを囲んで薄い青の粒子が溢れた。粒子は槍の形を成してミラに収束し、爆ぜた。
ミラは胸を押さえてどうにか浮遊を保った。
軽傷だと安心する暇もない。フェイは畳みかける。
空が一部曇り、落雷の前兆を見せた。雷撃、それもヴォルトが直接落とそうとしている。このままではミラどころか下にいるジュードたちさえ巻き込む。
ミラは剣を抜き、シルフの呼ぶ風に乗って一気にフェイまで翔けた。
剣にシルフの力を宿す。剣が届く範囲に入ったミラは、剣をフェイに向けて振り上げ――
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ