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ワールドオブデッド
闘争し満身創痍する人々
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「ここにはいないようだ!」
「ねぇあれは何私はお母さんと来ていてはぐれちゃってあんなのが出て来て逃げ回っていてさっきまで隠れてたんだけど急に静かになったから助けが来たんだと思ったら!」
と言うことを出雲から聞いて紅は状況を理解する
「この状況か!」
「うん」
「残念だが出雲の親が生きている確率は低い俺達の親もイオンに来ていたがここまで酷ければもう死んでいるか変異した後だろうな!」
出雲は強い女の子で人前では滅多に泣かないから俺達は出雲の涙を始めてみた。
「そんな!」
まぁ親が嫌いな子供はいないだろ今は悲しいだろうが俺達が生き残るには弱者を切り捨て強者が最善の策だろう!
You've got mail You've got mail

無駄に発音の良い英単語が店中に響き渡った。
「何だよその着信音!」
「気にするな!」
っと言ったものの紅は自分の着信音にびっくりしていた!
「どうしたん?」
「今、どんな状況!まだか!」
「まだだ!もう少し粘って! こちらから電話するまで待ってて!」
「はぁ〜了解」
その声はめんどくさそうな声だったが今は誰かが引き付けてないと皆死ぬだけだ作戦上必要不可欠な囮なんだ!
そして紅は電話を閉じようとした時自分が写ったのを見てこう思った!
グッ
その拳を握った音は皆に聞こえた!
紅は怒っていた助けを求めている人間を出雲のように毎回助けられない自分が弱者なのを鏡に映されて見せつけられその弱さを痛感させられている事に人は己の弱さを知り強くなるのではない!
そう自分の弱さを認めたくないから強くあろうとするそれを今、紅は痛感していた!
                      END
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