起死回生〜
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を弾く。
「ふらついてるぜ、亮!」
「抜かせ!」
そのまま乱舞を繰り返し、お互いに距離を開く。
「・・・これ以上は面倒だ。・・・決めるぜ、亮」
「ああ・・・これで終わりだ」
擬音を突き刺し、迷切に全ての気を注ぐ。
「・・・!」
咲も闇を全て剣に集め、構える。
「ハァァァァァ!!」
「デヤァァァァ!!」
お互いの一撃が当たると、激しい光と爆発音が全てを呑み込む。
「・・・っ!!」
地面を滑り・・・なんとかブレーキをかける。
「咲は・・・っ」
煙に包まれ周りが見えない。集中して咲の気を探ろうとした瞬間・・・
「“開け”」
ズン
・・・背後から、声。視界には、自らの体から生える刃。
「・・・マジか・・・」
そう、俺は呟いた・・・・・・
咲〜
「・・・わりぃな、亮」
「・・・く・・・あ・・・」
空間から取り出した刀が亮を貫き・・・亮はそのまま倒れた。
「くく・・・はは・・・はーっはっは!!」
シンが笑い、俺を見る。
「本当に殺しちゃったよ!怖いねぇ、咲くんはぁ!簡単に親友を殺しちゃうなんて!」
「・・・天秤にかけたら亮が軽かった。・・・それだけだ」
「うんうん、いい考えだよ!っと、とりあえず・・・見てもらおうか」
パチン、と指を鳴らすとみんなを閉じ込めていた闇の壁が消滅する。
「・・・っ!!」
真っ先に反応したのは春鈴だ。亮を見た瞬間、膝を着く。
「亮・・・様・・・?」
確実に胸元・・・心臓を刺し貫かれているであろう位置。・・・人間なら死ぬだろう。
「嘘、ですよね・・・?そんな・・・え・・・?どうして・・・」
どうやら思考が追い付いていないようだ。
「早貴・・・お前・・・」
キリトが変なものを見るような目で俺を見る。いや・・・ほぼ全員が亮と俺を怪訝な目で見ていた。・・・“ありえない”とでも言いたそうに。
「ちょ、ちょっと待ってよ・・・リパル!亮は死んでるの!?」
シィが聞くとリパルは言い淀み・・・
『っ・・・亮さんは心拍、脈拍、共に停止・・・死亡ッス・・・』
「な・・・き、キリエぇっ!?」
「アル・・・!」
シィとクラナがそれぞれのデバイスに聞くが・・・
『・・・残念ながら』
『相棒・・・結果は変わりません』
「「・・・!」」
自身のデバイスにすら
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