ヒカリ
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下げる。
「それより、私・・・」
「後はエルザさんが目覚めたら反撃の時だね」
悔いるような表情でウェンディが何か言いかけるが、ヒビキが遮るように口を開いた。
「うん!打倒六魔将軍!」
「僕も頑張っちゃうよー!」
「おーっ!ニルヴァーナは渡さないぞぉ!」
その場にいたそれぞれが意気込んだ、瞬間。
―――――――樹海が光に包まれる。
「ほへ?」
「何!?」
光が伸びる方へと目を向ける。
その光は天を支えるかのように伸び、それに絡まる様に黒い何かが伸びていた。
「黒い光の柱・・・」
「これは・・・!?」
「まさか・・・」
「あれは・・・」
その目に映る黒い光の柱。
それこそが、六魔将軍の探す魔法。
―――――――ニルヴァーナ!
(手に入れた!オレ達のものだ!)
それを間近で見ていたコブラは笑みを浮かべた。
それを見ていたのはコブラだけではない。
リオンを探すグレイとティア。
そしてその後ろに立ち、睨みつけるように2人を見るシェリー。
交戦中のジュラとアルカ、ホットアイ。
ウェンディとルーが助かったと知らずに探すレンとイヴ。
ニルヴァーナを探していたエンジェル。
現在捕獲され中の一夜。
「父上・・・」
「ま、間違いない・・・」
そして、拠点にいるブレインとミッドナイト。
「おめでとうございます。ボクはギルドの魔導士どもを殲滅してきましょう。真夜中までに。父上はあの光へ」
「ウム・・・」
「ニルヴァーナなのか・・・!?」
「まさか、六魔将軍に先を越された!?」
天へ伸びる黒い光の柱に驚愕し目を見開くヒビキとルーシィ。
驚愕しているのはアランやココロ、ルーやヴィーテルシアも同じだ。
「あの光・・・」
そんな中、ナツの表情は驚愕には染まらない。
「ジェラールがいる!」
――――――その顔は、怒りに染まっていた。
「ジェラール!?」
かつて敵対しナツとティアが倒したはずの男の名前。
それが突然出てきたルーシィは更に戸惑う。
「ナツ!ジェラールってどういう事!?」
ルーシィが叫ぶが、もう遅い。
ナツは既に光の柱へと走り出していた。
「私の・・・私のせいだ・・・」
もし、ジェラールがニルヴァーナを復活させたのだとしたら、そのジェラールを復活させたのは・・・。
ウェンディは自責の念に駆られる。
「ジェラールさん・・・?」
「どういう事?どうして・
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