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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第284話(ブルー・ティアーズ編)】
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「俺にはビームは通用しないぜ! ハアァァアアッ!!」


 瞬時加速のチャージを終えた一夏は、前面に霞衣を張りつつ迫る。

 ――やるならここだと思い、アリーナに展開した二基のブルー・ティアーズに射撃命令を行う。

 命令を受信した二基の砲口が光を放ち、一夏の背後を狙うように射撃――腰と脚部に直撃を浴びせた。


「ぐあッ!? あんなところに……!」


 瞬時加速で迫っていた一夏は、急停止すると共に俺に背中を向けて月穿を一基のブルー・ティアーズ目掛けて射撃。

 その一基には、上昇の命令を送ると、俺は再度背中を見せた一夏に対して瞬時加速で肉薄――。


「……ッ! 接近戦は俺の方に分があるんだぜ、ヒルトッ!」


 月穿を放ち、肉薄した俺に気づくと雪羅をクローモードで起動する一夏。

 放たれた荷電粒子砲は、一基のブルー・ティアーズが【居た地点】に当たり、大きく砂塵を巻き上げるも既に回避行動を取っていたブルー・ティアーズは無傷で命令を待っていた。

 肉薄する俺を迎撃しようと、クローモードによる突きの一撃――それを潜り抜け、腹部にスターライトmkVの砲口を押し付けるとトリガーを引き続ける。

 零距離射撃なら、霞衣も意味を為さない――引かれ続けるトリガーに呼応する様に放たれるビーム射撃は、確実に一夏のシールドエネルギーを少量ずつ減らしていく。


「クッ……されるがままだと思うなよ、ヒルトッ!」


 構えた雪片で、直接スターライトmkVを破壊しようとするのを見て直ぐ様粒子化――光となって消えていく。

 空を斬り、隙を見せた一夏――だが、今から武装を呼び出すと時間が掛かるため格闘戦に切り替える。

 全身のスラスターを巧みに使ったサマーソルトが一夏の顎に直撃、視界が反転する中苦痛の表情を浮かべた一夏に腹部へと背部ブースター及びスラスターを噴かせた強烈な蹴りの一撃を食らわせる。

 加速した一撃は、見事にクリティカルヒットしたのかそのまま重力に引かれて地上へと墜落していく一夏。

 身体は跳ね、ゴロゴロと横に転がる一夏への追撃の一撃。

 腰部に備わったミサイル型のビットを射出――コントロールは行わず、まるでロケット砲の様に真っ直ぐと一夏の元へと突き進む。

 更に時間差攻撃で命令を待っていたブルー・ティアーズ二基に射撃命令――砲口が光を放つと直ぐ様ビーム射撃が行われた。

 まずは真っ直ぐと突き進んだミサイル二発の直撃――爆発に飲まれた所を追撃のビーム射撃が追い討ちをかける。

 轟音が鳴り響き、粉塵と爆煙が舞うアリーナ地表を上空から眺める俺は、スターライトmkVを呼び出していた。

 ダメージは負わせたが、まだブザーがならない所を見ると試
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