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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第284話(ブルー・ティアーズ編)】
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みを浮かべるセシリア。
それを見て、俺も微笑を溢すとブルー・ティアーズに搭乗した。
――サイズ的にはちょうどよく、締め付け等も無いため違和感を感じることはなかった。
「……ブルー・ティアーズか……何だか操作が大変そうだ」
「そうですわね。 ですが、使いこなせばあらゆる距離に対応が可能ですわよ?」
「……まあ、確かにそうだがこのスターライトmkVの長さがな……」
展開したスターライトを眺める――サイズが二メートル越えという長大なライフルは、やはり接近戦での取り回しは最悪だろう。
更にアリーナの狭さもそれを加速させる――もう少し、サイズが小さかったら良いのだが粒子加速器の問題もあるのだろう。
……まあ、今更それを思っても仕方ないのだが。
スターライトmkVを粒子化させ、収納すると今度はインターセプターを呼び出す。
「……近接用装備に関しましては、申し訳程度の武装しかありませんの。 ……ブルー・ティアーズは、基本的に中・遠距離型のISですので……」
呼び出したインターセプターを見たセシリアが申し訳無さそうに言い――。
「コンセプト自体はわかってるからな。 基本遠距離から近付かれるまでに火線集中、撃破。 ……でも、制作者はアリーナでの使用はあまり想定してないって感じかな?」
インターセプターを眺めつつ、武器欄にもう一本インターセプターがあるのを見つけ、呼び出すと左手に粒子が集まり、インターセプターが呼び出された。
「……インターセプター二本って、一応予備の近接武器?」
「えぇ。 普段はわたくしはあまり使いませんのでパススロットの無駄遣いにしか思いませんが……」
「成る程。 ……所でさ、このフィンアーマーって周囲に動かせるのか?」
そう言って浮いている四枚のフィンアーマーに指を指すと、頷きつつセシリアは答えた。
「勿論ですわ。 初期位置は基本的に射撃の邪魔にならないように配置されてますが、機体周囲三メートル範囲なら自由に動かせますわよ?」
「ふむふむ。 なら後はブルー・ティアーズか……」
そう言って四基射出するも、やはりコントロールが難しく精々二基が限界だと感じた。
「……しかし、こうやって使ってみて分かるがよく扱えるよな? ……尊敬するよ、本当に」
「え? ……あ、ありがとうございます……♪」
素直な俺の言葉に驚きつつも、照れたセシリアは少し表情を見られないように横に背ける。
「誰だって思うさ。 あんな狭いアリーナで中・遠距離型のIS使って戦えるのだから。 ……勝敗は奮わなくても、代表候補生の中では美冬と同じA+だもんな、セシリア」
「え、えぇ…
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