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花天の椿
第五章 臨時生徒総会
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ない人物で御座るな)


そう思い二代は視線を表示枠に戻す。







結果的に相対はシロジロの勝ちで終わった。
シロジロは警護隊達の力を、自分自身に集める事で武神と互角に戦い勝利したのだ。
これには、二代とその場にいた皆も驚きを隠せないでいた。


「まずは、一勝か」


椿はどこか安心したように、呟く
すると椿と二代の後方の扉が開き、一人の警護隊員が中に入ってきた。


「た、隊長!!」


少し焦っている様に見える隊員に、椿と二代は隊員を見る。


「どうした?」


二代が問いかけたその瞬間、扉から入ってくる新たな人物二人を見て、椿と二代は驚く


「二代君、おや椿君も一緒かちょうどいい」


言葉を発した人物、武蔵王ヨシナオ後ろには妻の姿も見える。


「どうしたんスか? 王様」


椿の質問にヨシナオは一度後の妻の顔を見て、答える。


「二代君、君に頼みたい事がある」







場所は変わりアリアダスト教導院の橋の上そこでは今、正純とK.P .A italia 教皇総長インノケンティウスとの相対が繰り広げられていた。
すると、インノケンティウスは静かに指を鳴らし告げる。


「ガリレオ、やれ」


瞬間、浅間は顔を左側に向け叫ぶ。


「そっちです!!」


言葉に従い、皆がその方向をみるとそこには、K.P .A italia の制服を着た巨大な魔神族の男が立っていた。


「K.P .A italia 副長、ガリレオであるよ」


瞬間動く影があった。
ガリレオと並び巨体な青と白の甲殻をもつ、ウルキアガだ。
彼は背中の飛翔翼を広げ、勢いよく飛び出す。


「拙・僧・発・進!!」


ウルキアガは真っ直ぐに、魔神ガリレオに突っ込む。


「………この異端めが!!」


叫びと同時に、ウルキアガは懐にある巨大なペンチ取り出し、ガリレオに突っ込む
ガリレオは、ほう、と呟くだが動く気配はなくただその場に立っていた。
そしてウルキアガとガリレオが当たる。
だが、響く筈の激突の音が響かなかった。







「…………!?」


ウルキアガは、巻き起こる砂煙の向こうを見る。
そこには、自分の持つペンチがガリレオの持つ鎌のような物の手前で止まっているのを、ウルキアガは見た。


「…………鎌!?」

「残念、これは、戦槌、なのだよ」


ガリレオが持つ、戦槌を見てウルキアガは気づく


「まさか、これは………」

「うむ、いいところに気づいたな」


ガリレオは深く頷き、牙を見せながら言う。


「K
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