第五章 臨時生徒総会
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り、椿の目を見て二代は言う。
「本多・二代、父以上の位置を目指すことを、この蜻蛉切りに誓い申す」
さすが、と椿は心の中で思い椿は立花夫婦を見る。
「それじゃあ、俺もこれで、ありがとうございました」
椿の言葉に二人はTes.と答える。
そして、四人はそれぞれの位置に戻る。
●
元の位置に戻る途中、立花・ギンは隣を歩く宗茂に言う。
「………やられましたね」
静かに呟かれた。言葉に宗茂が答える。
「そうですね、これで極東には、まだ力が残っていることを世界に知らしめる結果にならました」
宗茂は、戻ろうとする椿の背中を見る。
すると、隣を歩くギンが呟く
「ちょっと、私フアナ様に連絡を取ります」
宗茂はギンの言葉に驚く
「どうしてまた?」
「あの二人を見たら少し不安になったので、私にも戦闘許可を貰います」
すると、宗茂は静かに笑う。
宗茂自身も椿と二代と戦えば、勿論勝てる自信はある。
しかし、それは絶対ではない
だが、自分の嫁であるギンが共に戦ってくれるのならば、宗茂にとっても助かる話だ。
「負けないで下さいね、宗茂様」
「負けませんよ、誰にもね」
●
宗茂達とは逆の方へ歩く二代と椿、すると二代は椿に謝罪の言葉を送る。
「済まないで御座る、椿殿」
二代の謝罪に、椿は少し笑う。
「別に、俺は自分の手で蜻蛉切りを君に渡したかったから、ヤっただけだよ」
その言葉に二代も笑う
そして二人は元の位置に戻る。
●
情報交換会が終わり、椿は今警護隊の所有する船の中にいた。
船の艦橋で、椿は二代から学園のことを聞きくと、あえてここに残る事にしたのだ。
椿は隊員から貰った椅子に座り、コーヒーを飲みながら中央に表示されている表示枠に映っている、臨時生徒総会を見ていた。
すると、隣に立っていた二代が椿に問いかける。
「本当にここにいて、良いので御座るか?」
椿はカップを作業台の上に置き、答える。
「大丈夫だって、アイツらなら」
笑みを浮かべながら表示枠を見る椿に、二代も表示枠を見る。
そこに映っているのは、巨体な重武神の姿とその前に立つ一人の少年だった。
「直政のヤツ本気だな」
「この相対、どうなると思うで御座るか?」
椿は少し考える、そしてコーヒーを一口飲んで答える。
「単純に見れば直政だろうな、だがこの状況が解っていてもシロは出てきた。なら何かしらあんだろ」
あくまで笑い続ける椿に二代は思う。
(………よめ
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