第五章 臨時生徒総会
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一つは三征西班牙の。
一つはK.P .A italia の。
一つは極東の
お互いに書類や器物の交換を行っていた。
その中で三征西班牙の群れの中で、唯一極東の制服を着ていた少年、刻風・椿は、アウェイな状況にため息をつく。
椿の左隣にたっていた。両腕義腕の少女、立花・ギンの持っている槍、蜻蛉切りに自然と目がいく。
(さて、どうでる本多・二代)
椿達の前方に立っている少女、本多・二代を見て椿はニヤリと笑う。すると
「第三特務」
隣に立っている立花嫁が呼ばれる立花嫁は、頷き本多・二代を見る。
「極東、三河圏内新名古屋城教導院所属特殊予備役、本多・忠勝様から同所属三年、本多・二代様への預かりものです」
言うと立花嫁は前に進み、中間地点で足を止めると二代が、立花嫁を見る。
「………如何様に?」
問いかけに即答する立花嫁。
「多くのことを教えていただきました」
左様で御座るか、と、二代は答え、一礼した。そして彼女は一歩前へ踏む
刹那、椿と宗茂は二代が移動系の術式を展開するのを、確認する。
それを見て、椿は三日月のように口を歪ませる。
そして、隣の立花・宗茂が、加速術式を使いその場から消える。
そして椿も、瞬歩を使い宗茂の後を追う。
だが椿の狙いは宗茂とは別、宗茂は立花嫁と二代の間に割ってはいる、だが椿は迷いなく立花嫁に近づく。
●
「………立花・宗茂!」
本多・二代は自分の前に、割ってはいってきた立花・宗茂を見る。
宗茂は二代が、移動系の術式を使ったのを見てから動いた、それでも二代より速く動き二代と立花嫁との間に割ってはいったのだ。
これには、さすがに二代は驚きを隠せないでいた。
すると宗茂が告げる。
「………では、私の方から、蜻蛉切りをお返しさせていただきます」
そう言って宗茂は、振り返りる。するとそこには、驚いたような表情をする立花・ギンが立っていた。
どうしたのか? と思い彼女の義腕をを見る。その瞬間宗茂の表情にも驚きが広がる。
何故なら本来、立花嫁が持っている筈の蜻蛉切りが無いからだ。
瞬間、宗茂達の隣に風が通る。
そして、宗茂再び振り返る。
二代の隣に立ち、肩に蜻蛉切りを担ぐ刻風・椿がそこにいた。
「一応、昨日俺も忠勝の旦那とヤりあったんだ、俺にもこの蜻蛉切りを渡す権利はあるよな?」
椿の問いに、頷く宗茂、それを確認して椿は肩に担ぐ蜻蛉切りを二代の前に、差し出す。
「旦那から預かった神格武装、名槍、蜻蛉切り、返すよ」
二代は、少し戸惑っていたが冷静さを取り戻し、蜻蛉切りを受け取る。
「………忝ない」
受け取
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