第五章 臨時生徒総会
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時間があります。お二人ともそれまでもう少しお休みを」
そう言うと立花嫁は部屋を後にする。
椿は、言葉に甘えもう一度眠りについた。
●
三年梅組の教室では、ハイディを中心として話し合いが行われていた。
その中、浅間・智は心ここにあらず、という感じだった。
今浅間は、制服の上に椿から預かった黒の羽織を着ている。
だが、返すはずの人物は今ここにはいない、浅間はその事をずっと考えていた。
これではいけない、と浅間は話し合いに集中する。
すると今はハイディが話していた。
「まぁ、仮に私達がホライゾンを助けに行くとしても、やっぱり戦力的に椿君がいないのは大きいよね」
ハイディの言葉に、ネシンバラ自分の前に表示枠を出して答える。
「一応、三征西班牙に保護されてるけど、無事かどうかはまだ解らないしね」
教室内の空気が重くなる。
すると、教室の扉を開き担任のオリオトライが入ってきた。
「な〜に、暗くなってるの〜」
「オリオトライ先生………!?」
オリオトライは教卓の上に、紙の束をおく
「今日の授業は作文、お題は、私がしてほしいこと。今、皆自分達が何をすべきかしか、考えてないっしょ? 頭を冷やすのにこういうの必要だわ。そしてその前に」
オリオトライは、教員用の机の近くに行くと、棚のモニターのスイッチを入れた。鳥居型の表示枠が現れ、ノイズが画像を結び始めるより早く、彼女は皆を見る。
何を見せるのだろうという皆に対し、オリオトライは笑みのままで
「今の自分にとって、私がしてほしいことって何なのか。考えるためのヒントになると思うわ。だからよくみておくのよ。この結果を」
映像が映る
見えるのは丘の上、列に並んでおるなは三種類の制服を着た者達だ。
「三征西班牙、K.P .A italia そして、三河から来た極東の警護隊。この三勢力が、顔を合わせての情報交換会。………聖連が、武蔵と三河住人に対して友好的であると見せつけようとする放送ね」
でも、と彼女は言った。
「この情報交換会で、三征西班牙から、極東側に返却されるものがあるの」
その言葉に浅間が反応する。
「…………まさか!?」
オリオトライは笑みを深くする。
「神格武装、蜻蛉切り、そして、刻風・椿よ」
その言葉にその場にいた、全員が反応する
「どうなるか、皆よく見てなさい、あのバカの事だから何かしらヤってくれるわよ」
オリオトライの言葉に、全員が表示枠を見る。
●
緑の丘の上。平たい土地の上に人の群れがあった。
群は三つの色の制服を着ていた。
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