無印編
第三話 サヴェレンティのドジは危険?
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。
「かなり上だな。だが、絶対にサヴェレンティを助けるぞ。」
〈フライヤーフィン〉
フィアは飛行魔法で飛び上がる。そして、コアまでもう少しという所まで来た時…
シュッ!
無数のツルが伸びてきて、フィアに襲いかかった。
「くっ…」
フィアは何とかそれを躱す。だが、ツルが多過ぎて避けるのに精一杯で、とてもこれ以上上に飛べそうに無かった。
「どうしよう、このままじゃ近づけない。近づかなきゃ封印出来ないのに…」
ユーノが悔しそうに呟く。その時、フィアが言った。
「なら、ここから封印する。」
「え!?無茶ですよ!」
「大丈夫だ。レイジングハート!」
〈了解、カノンモード〉
すると、レイジングハートの先端についた立方体が変形し、四角い砲身のような形になる。さらに、柄の部分からトリガーのついたグリップがせり出した。フィアは柄を左手で、トリガーのついたグリップを右手で持ち、狙いを定める。
「いくぞ、レイジングハート!」
〈了解。ディバインバスター〉
そして、フィアがトリガーを引くとレイジングハートの砲身から銀色の砲撃が放たれた。砲撃はツルを消滅させながら進み、ついにコアまで到達する。
「今だ!リリカルマジカル・ジュエルシードシリアル8・封印!」
そして、砲撃魔法を介して封印魔法を発動させ、ジュエルシードを封印する。だが、封印したら当然、巨木は消える訳で・・・
「危ない!」
取り込まれていたサヴェレンティが落ちて行ってしまった。フィアは慌てて降下してキャッチする。
「ふえ〜ん、ごめんね。僕のせいで…」
ジュエルシードのせいでめちゃくちゃになった庭を春亮達が直していると、サヴェレンティが目を覚まして謝ってきた。
「ジュエルシードを渡しちゃいけないって思いながら触ったらこんな事になっちゃって・・・」
「サヴェレンティ、気にする事は無いわ。あなたが無事だったんだもの、私はそれで十分よ。」
そんな彼女を慰めようと白穂が言った。
「でも…」
「じゃあ、申し訳ないと思うんなら作業を手伝ってくれないか?」
まだ自分を責めようとするサヴェレンティに春亮が提案をした。
「ちょっと人間、なにドサクサに紛れてサヴェレンティをこき使おうとしてるのよ。」
「いや、別にそういうつもりじゃ…」
「いいよ、僕のせいなんだし僕が何もしないのはおかしいから。」
そして、サヴェレンティも作業に加わった。
そんな中、作業がめんどくさくなったのか、白穂がフィアに聴いた。
「でもあなた、魔法使いになったんでしょ。魔法でパッパと直せないの?」
「えっと、それは…」
「一応、無くはないんで
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