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SAO二次創作者と、二次主人公ズの、やりたい放題桃太郎
第六章 終局
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えみ「うんっ!」
照れながらも満面の笑みでえみが答える。
即答である。

えみ「……不思議だよね。今まで一度も恋なんてしたことなかったのに、この一日だけですっかり夢中になっちゃってるんだもん」
最早からかうも何も無いレベルの惚れっぷりだ。

しの「そ、そう……。随分と惚れ込んじゃってるね……」
さち「わぁ……!」
ゆか「一番進んでるわ、この子…」
次女は引き、長女は眼を輝かせ、三女は呆れると言った反応を受けて、末っ子は自分に話題を振った次女へと反撃した。

えみ「そういうしのお姉ちゃんはどうなのよー」
そのといに対し、普段冷静沈着と言った様子の次女は不意に顔を朱くして狼狽し始める。

しの「えっ!?そ、その……ふぇっ……」
モジモジと指を動かし、まぁしおらしい事である。

ゆか「りんさんよね、しの姉さんは」
しの「……うん……」
俯きながら小さな声で言ったしのに、サチが輝くような笑顔でニコニコ笑いながら言った。

さち「脚、しーちゃんが診てあげたんでしょう?」
しの「姉さん、なんでわかったの!?」
さ「跡のところにしーちゃんの癖があったんだよ。聞いてみたらりんさんが教えてくれたの。上手だったよ〜。殆ど術も必要無さそうなくらい。とっても頑張ったんだねぇ」
詩乃の頭を心から嬉しそうに撫でながら、さちは温かい笑顔のまま言った。

しの「姉さん……。なんでりんは教えちゃったんだろう……」
さち「きっと嬉しかったんだよ」
寧ろ嬉しいのは自分だろう。と突っ込みたくなるような笑顔で、さちはしのを撫で続ける。
やがてそれに耐えかねたように、詩乃がゆかに話題を振った。

しの「うう……。ゆかはどうなの?」
ゆか「……私?」
とぼけるように言ったゆかに、しのが聞いた。

しの「リクヤって人だよ」
さち「りくやさんの事ずっと見てたよね」
えみ「それも横目でチラチラと、ねー」
にこにこ笑いながら姉と妹に聞かれるが、ゆかは少し顔を朱くしながら反論する。

ゆか「な、なんであいつのことなんで見なきゃいけないのよ!」
さち「怪我が無いか診てたとき、とっても不安そうだったよ?ゆかちゃん」
ゆか「目の前で戦われたからってだけよ」
どうにも認めたくは無いようだ。まぁ彼女がこういう自分の思っている事と逆の事を言う所の有る性格なのは、今に始まった事では無い。

しの「相変わらずゆかは素直じゃないね」
ゆか「どーせ捻くれてるわよ」

さち「そうかな?でもゆかちゃん、とってもりくやさんと仲良さそうだったよ?
ゆか「…仲良さそうなのかな……小さいのを弄ろうとした覚えしかないわね」
さちの言葉に、ゆかは少し迷ったような顔で、答えます。

さ「ホントだよ?きっと、りくやさんなら、信じて大丈夫な人だから
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