ヒールポーション売ってくれ!
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「よお、あんちゃんヒールポーションどうでい、安くしとくよ。」声をかけて来た方を見る。どうやらバザーをやっているプレイヤーのようだ年は30歳中間位だろう
笑っているとしわが見え優しいおじさんという感じの人だ。
「へぇーちょと見ていきましょうよ。タクトさん!」
「お、おい、」
俺は無理矢理、手を引っ張られ強引に連れて行かれる。
「へい、らっしゃい、安いよ安いよ。今ならヒールポーション一個300コルだよ!」
「ま、まじで!」
俺は驚き少し思考回路が止まりかけそうになった。ヒールポーション一大体の値段は今の所500コルだという事は
200コルも得をするという事になる。それは貧乏人の俺にとってはとても有難い値段だ。
「しかも今ならヒールポーション10セット1500コルだよ!でも、これはお一人様だけの限定品だよ!」
目の前の男は大声で言う。そして周りにいたプレイヤーは目を真っ赤にしながら俺達がいる店に走ってくる。
「おっさん!、ヒールポーション10セット、俺に売ってくれ!」
「おっさん!、ヒールポーション10セット、あたしに売れ!」
「?」
「?」
声が同時に響き渡る。
俺は隣を見る。そこには一人の女の子がいた、どうやら俺と一緒に叫んだらしい。その女の子はどうやら只者では
ないようだ。見た感じ、装備は現段階の層では最高の装備それに普通の人には無い圧感を感じる。
「あんたもヒールポーションが欲しいのか?」
隣の女の子は言う。どうやら隣の女の子もヒールポーション狙いなのだろう。
「ああ、悪いけどヒールポーション10セット俺に譲ってくれないか?」
貧乏人の俺にとってはヒールポーション10セットなんて高級品、この気を逃してはもう二度と買えないかもしれ無い
まぁ、流石にそんな事は無いだろうが
「はい、そうですか。とでも言うと思うか!、どうしても欲しいんならアタシとデュエルしろそしてアタシに勝ったらヒールポーションは諦めてやるよ!」
「へぇー、面白い、じゃあ俺が勝てばヒールポーションは諦めて貰うぞ!」
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