間話 アリス・シュタイン・イングランド 後編
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めて」
私の声がセシリアに届かない。
「ちょっと、落ち着いてくれ。俺はアリスを……」
「貴様! アリス様を呼び捨てにするなど言語道断!」
「だから、俺の話を聞い……」
セシリアが綺羅さんに剣で斬りかかっています。
早く止めないと。
どちらかが怪我をしてしまいます。
「セシリアやめて、ちがうの」
「姫安心してください。この狼藉者をすぐに始末いたしますので」
だからセシリア話を聞いて。
セシリアは上段からの斬撃をお兄さんはギリギリのところで交わし地面に突き刺さつたセシリアの剣がなぜだか凍りました。
なんとか終わったみたいです。
「セシリア話を……」
「くっ……」
「勝負ありだな。とりあえず話を聞いてくれないか」
「まだよ!」
セシリアは綺羅さんから一定の距離をとり
「これならどう」
セシリアの手から火炎矢を10本綺羅さんに向かって放たれました。
「綺羅さん!」
綺羅さんは心配ないと目で私に合図をすると
綺羅さんの前に氷壁のが現れセシリアの火炎矢を全部防ぎました。
「まさか火炎矢まで防がれるなんて」
「頼むから話を聞いてくれ」
「セシリア、私の話を聞いて」
私はセシリアに抱きついていた。
「姫様……」
「綺羅さんは、魔物から私を助けてくれたの」
「え……」
「そのあとお城に送ってくれると言ってくれて」
「え……」
「私を慰めてくれて頭を撫でてくれたの。私は別に嫌じゃなかったし、むしろうれしかったの」
「そ、そうでしたか」
やっと話を聞いてくれたセシリアは綺羅さんに謝罪をしていました。
一緒に宮殿に戻ることになったのですが、私は馬車で、綺羅さんは徒歩の為お話ができませんでした。
セシリアに綺羅さんも馬車に乗せて上げればと言ったのですが素性がわからないものを姫と同席をさせるわけにはいけませんと言われました。
助けてくれた恩人なのに。
宮殿にもどったのですが、綺羅さんと会うのは2日後でした。
「アリス、学園都市に一緒に行く護衛騎士が決まったぞ」
朝早くお父様は私に会いに部屋に来てくれました。
セシリアが護衛騎士になってくれるとうれしいんですが、政治的にセシリアが正式に護衛騎士になることは難しいとセシリアが言っていました。
「セシリアですか?」
「セシリアでわないが頼りになる方だ」
やっぱりセシリアではないみたいです。
「すみませんが入ってきてくれますか」
父に言われドアが開き3人が私の部屋に入ってきました。
そのうち
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