スーパーロボット大戦OG外伝
0535話
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そしてそのソードブレイカーを使用しているのはSEED世界でガンバレルを使いこなしていたムウ。その結果どうなるなかと言えば……
ガッ、ガッ、ガッ、ガッ、ガッ、ガッ、ガッ!
そんな音を立てつつ、寸分の狂いもなく砲身へとソードブレイカーをぶつけて強制的にその照準をずらす。そして。
「オウカ、イザーク!」
その声と共に、テスラ・ドライブを使いつつ上空から落下してきたオウカのヒュッケバインMk-Uがチャクラム・シューターでアンドラスの動きを封じ込め、同時にイザークの操るヒュッケバインMK-Vから放たれたファングスラッシャーがアンドラスの巨体へと牙を剥く。
「ぐっ、ぐぐぐぐぐ〜。この程度の攻撃など、回避するまでもないわ〜!」
だが、さすがに超級修羅神で防御力自慢のアンドラスと言うべきか、はたまた腐っても上級修羅のマグナスと言うべきか。チャクラム・シューターで動きを封じ込める事には成功したもののチャクラムの部分でダメージを与える事は出来ず、ヒュッケバインMK-Vのファングスラッシャーも食らいはしたものの衝撃自体はその贅肉の如き巨体でやり過ごしている。
「確かに防御力に関しては予想以上なようだが……」
「でも、ああも醜いのはやっぱり好みじゃないわね」
「それに防御力に特化していると言っても、動きが鈍いようではあまり意味が無いように思えるがな」
レモン、コーネリアが思わず呟く。
「なんだと、拳法殺しのこの身体を馬鹿にすると許さんぞ〜っ!」
その言葉と共に、チャクラム・シューターで動きを封じ込められているにも関わらず無理矢理にその機体を動かし始めた。
「っ!? アクセルさん、このままでは抑えきれません!」
見た目通り……否、見た目以上のパワーは持っているのだろう。オウカが悲鳴のような声を上げてくる。
その声を聞きつつチラリと周辺を見ると、既に量産型Wの操るエルアインスが損傷を受けているフラウスやグリモアを容赦無く撃破しているのが確認出来た。
「……まぁ、この程度の敵に苦戦する筈も無いか。オウカ、チャクラム・シューターを解除しろ。こんな豚まんでも一応は敵の幹部だ。トドメの一撃くらいは俺が与えてやる」
「わ、分かりました」
その声と共に自由を封じ込めていたチャクラム・シューターの糸が解除され、アンドラスはこちらへと向かって急速に迫ってくる。
……とは言っても、その速度はあくまでもアンドラスにしては、と但し書きが必要だが。
「レモン、コーネリア、退避を。俺はあの豚まんを片付ける」
能力的にはそれ程見る所が無いとは言っても、それでも修羅の……それも、ミザルの部下の1人であるのは確かなのだ。ここで潰しておくのに越した事は無い。
「ぐふふふ、くたばりな〜!」
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