第04話 失敗!見つからないドラゴンボール
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」
ナシゴは、頼みの綱である占いババに土下座してたのみこむ。普通の地球人であるナシゴにとって、長くても100年ちょっとぐらいしか生きられないだろう。だが、かめはめ波を撃つためには、亀仙人の長い寿命を考慮すると100年では足りないのだとナシゴは考える。前世の80年プラス、今世の10年もの月日を掛けても、なんの手がかりすら掴めていないナシゴにとって、とにかく長い期間を修行するしか方法は思いつかなかった。そんなナシゴにとって、時間はほんとうに貴重であった。
土下座になって動かないナシゴに、根負けした占いババ。
「……わかったわ、本当にしつっこい。世界地図持っている?」
ナシゴは持っていた世界地図を占いババに渡し、北の大陸に住んでいる両親の場所を聞き出すことに成功した。
「ありがとうございました! 占いババ様」
ナシゴはお礼を言って、占いババの館を後にした。
とにかく、ドラゴンボールを見つけるための旅には失敗したが、次の目的である長寿のための旅に変更して、旅を続けることにした。
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