第04話 失敗!見つからないドラゴンボール
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
画では知っている知識だったが、実際にこの目で見ずに、自分に考えつくものなのか、生前80年の歳月を修行に費やしたが、死ぬまでに身に付けることができかった技。ナシゴには自信がなかった。
もしかしたら、このドラゴンボールの世界なら修行をして身に付けることも不可能ではないと思うが、10年の歳月を過ごしても気の上手な発し方の方法がわからないナシゴにとって、気を高めて、そして放つかめはめ波の撃ち方は、皆目検討もつかない技だった。何かきっかけがあれば、しかし、そのきっかけを10年間修行したナシゴは掴むことが出来なかった。しかも、この先きっかけが訪れるかわからなかった。
(いや、待てよ。長い期間を修業?)
ナシゴはある事に思い至った。占いババと亀仙人が、普通の地球人に比べて、とんでもない長寿だということを。なんで思いつかなかったのか、長い時間が必要ならば、自分で修行する期間を作り出せばいい。長寿の秘密を探ることが出来たなら、それも可能だということを。
亀仙人が行ったように、長い期間を修行すれば、かめはめ波を編み出せることが出来るかもしれない。もしも、自分で編み出すことが出来なければ、亀仙人が産まれるまで生きればいい。亀仙人がかめはめ波を編み出したなら、教えを請えばいい。
長寿の秘密?それは、原作1巻では死んでしまっていたが、亀仙人が持っていた不死鳥にあるのではないか。今の時代に不死鳥は? どうだろうと、とにかく占いババに聞いてみるナシゴ。
「不死鳥? あなた、不死鳥のことについて知っているの?」
どうやら、占いババは不死鳥についてなにか知っているようだった。しかし、話すことを渋る占いババに、どうしても長寿の秘密を知りたいと熱弁するナシゴ。何度も頼み込むナシゴにとうとう痺れお切らして、話すことしにした占いババ。ドラゴンボールが見つけられなかったお詫びでと、長寿の秘密である不死鳥のことについて語りだす。
「不死鳥は、私達一家に代々伝わる秘伝の鳥なのよ」
不死鳥は原作では亀仙人が飼っていて、食中毒で死なせていたが、それほどの秘伝じゃないのだろうかと思うナシゴ。
「本当は話すこともダメなのだけれど、特別よ。不死鳥は永遠の命を簡単に手に入れるための一つの方法なの。永遠の命と言っても、老化を止めるだけで、不死にはならないけれどね。今は、北の大陸に住む私の両親が、不死鳥を管理しているわ」
占いババの話によれば、不死鳥によって永遠の命を手に入れることは可能だという。しかし、今は占いババの両親が管理していて他人も絶対に話してはいけないということは、よほど厳重に管理しているのかもしれない。
「両親を紹介してください。占いババ様」
「嫌よ、不死鳥のこと話したのを知られたら怒られるわ」
「そこを何とかお願いします。占いババ様
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ