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SAO二次創作者と、二次主人公ズの、やりたい放題桃太郎
第五章 強襲作戦 後編
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だったな」
言うと、男は上段に構え、滑るように間合いを詰めてくる。
今までと何ら変わらない。だが、
れい「……ッ!!」
何ら変わらない筈のソレは今までとは比にならない、明確な『斬る』という意志が込められていた。
りょう「……!」
りょうはヤバい。と、咄嗟に感じ取る。理論的に説明できるような、具体的などうこうでは無い。先程までとは明らかに、……気迫が違う……!
────
鳩麦「え、ちょ、すっげー怖いんだけどw」
────
「奥義―――」
────
ULLR「構えてw」
鳩麦「いきなりですか!?」
────
りょう「――――!?」
奥義と言う言葉によってでは無い。
本当に珍しく、完全に直感だけで、りょうは構えた。
―――《心刃合錬斬》
一般に、武器術の究極とは武器を手足の延長として操ること。これはそのさらに先。
刀と身を一体にし、自ら刃となって敵を刻む。
一般ではないという意味で真に《奥義》だ。
れい「ハァッ!!」
りょう『上、等!』
反応し、流れるように。冷裂を振り上げる。
起こすのは、最も身体に染み付いた動き。自分が一番慣れ親しんだ一発を……
りょう「割れ、ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
その名を《剛断》。
りょうは力任せに冷裂を振り下ろし、それが突進してきた男の刀と……激突した。
────
気がつけば俺は天井を見上げていた。頭の先からつま先まで一ミリも動かす事が出来なかった。
れい(……負けたか)
真っ先に頭に飛来したのは「次は何処で職を探すか」だった。負ければ契約は破棄が約束だからだ。
船が島に着いてから『れい』は強力な気配を4つ感じていた。その内1つが自分の対峙したあの青年。
思えばその瞬間かられいは『呑まれて』いたのかも知れない。
弱々しく現実世界に引っ掛かる意識の中、横に青年が立つのを感じた。
れい「―――あんた、名は?」
りょう「桃太郎……ってのは冗談で……涼人。みんなりょうって呼ぶがな」
横に立ったりょうは、にやりと笑って言うと、浴衣に手を突っ込んだまま言う。
りょう「あんたは?」
れい「俺は、れい。りょう……あ、いや。歳上か……りょうさん、あんたがさっき言ってた話……俺の雇い主が酷いことしてるってのは、にわかに信じがたいんだが……。俺も知らないことがある以上、盲信はしない事にした」
意識が、遠のく。喉を動かし、声を発するだけでも相当な負担だ。
れい「奥に、この海賊団のパトロンが居る。話した事はあまり有ないが……嫌な感じはする。……気を付けて」
りょう「おい、落ちんな。あんたはどうすんだ。おい」
少し焦ったように声をかけたりょうに、れいは内心苦笑した。
れい「しばらく休め
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