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SAO二次創作者と、二次主人公ズの、やりたい放題桃太郎
第五章 強襲作戦 後編
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の内どころが悪かったらしくお幸は目がうつろで意識が朦朧としていたが、そんなことはお構いなしだ。
この入り江についてからと言う物、信介はイライラを募らせ続けていた。屈強であるはずの手駒達が次々にやられていた事をこの男は知っていたし、その原因が立った数人の男であることも知っていた。
なまじ自尊心の固まりのような人間であるために、そのストレスその物に対して我慢がならなかったのだ。
そしてそのはけ口は、今の一瞬のいら立ちで一気に爆発した。

口汚く意識の朦朧とした状態の少女の顔に唾を飛ばし、何度も何度もその顔面を殴り続ける。
何度も、何度も、この苛立ちが収まるまで、気が晴れいつもの優越感に胸が満たされるまで何時までも……!!

刃「“オイ”」

その瞬間、“世界が硬直した”

あくまで体感的な物だ。けれども、主観的に見ての彼らにとってのその現象は、間違いなくそれが最も正しく表した言葉だった。
空気が重くなる。そのせいか、それとも別の理由なのかは分からない。けれども体が動かない。頭の中が真っ白になって行き、心臓を掴まれたように心音が小さく、遅くなっていく。音が遠ざかり、足が震える。

そんな状態な物だから、信介がその血霧に気がついたのは、一瞬遅れた後だった。
自分の頬に当たったうっすらと温かく鉄くさい物に、無意識のうちに指で触れた。見るとそれは見慣れた赤い液体だ。しかし自分も目の前の女も其処まで血を流してはいない。ならばどこからと、働かない頭は勝手に疑問に思ってしまったらしい。
本人の意思とは無関係に、首が回り、そちらを向く。

──血濡れの右手が顔面を覆い尽くす──

それが、彼の見た人生最後の光景だった。

────

霊獣「須郷くんに合掌」
レオニス「AMEN」
蓮夜「やっぱりリョウが鬼だったw」
蕾姫「モロ逆鱗に触れてたからなぁ」
ULLR「ちなみに彼等どうなったんです?」
鳩麦「腕力で全員の首引きちぎった後須郷君の顔面は握力で力任せに握り潰しましたが何か?」
なべさん「わぁ素敵w♪」
涙カノ「こええ……」

鳩麦「さ、続けるぞ〜」

────

さち「ん……」
鈍い頭痛と共に目を覚ましたサチは、何かに揺られている感覚と、身体が何となく温かい事に気が付いた。

さち「え、と……」
一つ揺れるごとに、意識が覚醒して行く。顔や身体の至る所が痛かったが今はそれが意識をはっきりさせる手伝いをしてくれていた。
特に身体は問題なく動かせる。と、少し身体を動かしたのだが……

「ん?あぁ、起きたかよ」
さち「ふぇ……?えっ!?」
其処まで来て、ようやく彼女は自分の状態に気が付いた、さちはどう言う訳か、リョウにおぶられていたのだ。

さち「す、すみませ
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