ALO編
記憶なき者@
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
その日の夜、俺は夢を見た。そこは真っ白な空間で声が聞こえた。
『・・・すけて・・・』
その声ははじめは掠れていたものの、徐々にハッキリしてきた。
『たすけて・・・』
『誰だ・・・?』
『助けて・・・!』
「君は、いったい・・・?」
『私はここよ・・・!』
「えっ・・・」
振り返ってみるがそこには誰もいない。
「誰なんだ!君は!!」
『お願い!助けて!!』
その声は最後にこう言った。
『シオン!!!』
そこで俺は目が覚めた。
俺は両手で顔を覆った。そのときはじめて自分の頬が濡れているのに気づいた。
「何なんだよ、今の・・・」
その呟きは月明かりに照らされた部屋にのみ響いた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ