ストライカーズ編!
成長期
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機動六課がついに始動する日、オレは数日前から住んでいる六課の隊舎で、六課の制服に腕を通す。
ああ、ついに始まるんだな・・・。
そんな感慨深い気持ちが生まれる。
と、部屋のブザーがなった。
「空いてるからどうぞー」
オレが言うと扉が開き、部屋の中に三人ほど入ってくる。
入ってきたのはアリシア、フェイト、なのはといういつものメンバーだった。
「陽龍、準備終わったなら行くよー?」
出会った当初からあまり成長したように見えない、小学生じみた体型に茶色を基調とした大人っぽい服装のアリシア・・・とても不自然だった。
それに比べてなのははツインテールだった髪の毛をサイドにし、同じ大人っぽい服も似合っている。
フェイトは髪を下ろして毛先の近くをリボンで纏め、なのはたちと同じ服を身に纏っている。
うん、アリシア以外は似合ってる。
「あ、陽龍くん、六課の制服似合ってるね」
なのはがオレの姿を見ながら言う。
オレは長かった髪の毛はクリスマスの事件があってから少しした頃、普通の男子と同じくらいに切ってしまった。
が、あれからもう九年近く経つ今、髪の家はだいぶ伸び、そろそろ昔と同じ程度の長さになりそうだ。
リボンはあの日に切れてしまったのもあって下ろしている。
そして基本は女子と変わらない六課の制服を身に纏っている。
「そうか?オレとしてはスッゲー不自然なんだけど・・・あ、なのはとフェイトは似合ってるぞ」
「ちょっと陽龍、なのはとフェイトはってどういうことかなー?わたしは?」
「大人びた服を無理に着ている小学生にしか見えない」
「うがー!陽龍、今度ばかりは許さない!そーゆーの、せくしゅあるはらすめんと?って言うんだよ!」
言わねぇよ。
使いどころが間違ってる。
しかもなんか言い方が美愛みたいでちょっとイラっとした。
「もう、アリシア?そのへんで終わりにしな。これからはやてのところに行くんでしょ?」
オレたちはフェイトの言葉でこれからの予定を思いだし、急いで部屋を出た。
それから少ししたあと、オレたちははやてとリインがいる部隊長室の中に入る。
「「「「失礼します」」」」
仮にも相手はこれから働くところの上司であり、部隊長なのだから、礼だけはしっかりとする。
「あ、お着替え終了したんやな?四人と・・・も、めっちゃ似合っとるで」
一瞬はやてが一人をみてから四人と言っていいか迷った気がする。
「皆さん素敵ですぅ!」
リインはそんなことにも気づかず、ごく自然に褒める。
うん、純粋だなぁ。
「みんなで同じ制服っていうんは中学の時以来やね。なんや懐かしいなぁ」
部隊長専用の椅子に座っていたはやてがオレたちに近づき、言う。
「まぁ、なのはちゃん
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