レーティングゲームと解説
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る。
「っ、喰らえ!!」
纏っていた黒炎が『世界』を焼く。
「っぐ、おのれぇ、このギャスパーにダメージを与えるだとォ!!」
「ふ、貴様は勘違いしているようだな。お前が格上じゃない。俺の方が格上だ」
「ありえんなぁ!!この程度でこのギャスパーが倒れると思ったかァ!!『世界』時よ停まれぇ!!」
あ、やっちったな。
「グレモリー眷属僧侶、ルール違反により失格」
「何ぃぃぃ!?」
叫びながら失格した。
「やっぱり、ギャスパーはルールを聞いて無かったな」
「何故、そのようなことが予想できたんですか?」
「あいつは慢心していた。それだけだ」
そこまで真似しなくてもいいだろうに。
ほぼノーダメージでしかも時間もあまり掛からずギャスパーを倒した。
「あとはグレモリーが隙をつけるかか、匙の到着まで時間をシトリーが稼げるか。それがこの試合の要だな」
「では、到着までに決めないとグレモリーは負けるということですか?」
「いや、それよりも早く決める方法がある」
「それは・・・・」
「それは・・・・・」
匙がそれをやろうとしている。
「邪王炎殺黒龍波!!」
匙が黒龍波を喰らい黒炎を纏う。
「邪王炎殺黒龍破ッ!!」
黒龍破が壁を破砕しグレモリーへ喰らいつく。
「きゃぁぁぁぁ」
「シトリー眷属兵士、ルール違反により失格。グレモリー王、投了を確認。ソーナ・シトリーさまの勝利です」
会場が歓声に包まれた。
「ルール違反が多いゲームでしたね」
「エース全員がルール違反をするゲームなんて初めてじゃありませんか?」
「そうなんですか?俺、転生悪魔なのであまり知らないんですよ」
「あら、そうなのですか」
「ええ、最近上級悪魔になったばかりです」
「では、眷属は揃って居ないでしょう」
「ええ、二人しかいません」
「では、レーティングゲームどうするおつもりで?」
「それは内緒です」
「それは残念です。では、次回をお楽しみに」
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