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鉄槌と清風
75部分:73:ヴィータの異変
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 「で、先日結婚、と…デキ婚じゃないですよね?」

 「ちっげーよ、つかっ結婚するまで、してn「アホかー、一寸黙れ良彦」おうふっ」

 いいそうになった言葉を、後頭部を叩いて止めるヴィータ。

 「デキ婚とかじゃない、2年前に婚約してちゃんと結婚したぞ」

 「そうですか、なるほど」

 ヴィータの答えに満足そうに頷くインタビュアー。

 「では、余興的質問はこのくらいで…ヴィータ教導官は、古代ベルカ式を中心として、近代ベルカ式の人や、ハイブリットの人を多く教えてますよね、どんな所に気をつけてますか?」

 「ん…結構期間が短いんで、その相手にあった技術を高める事かな、後は無茶をさせない事」

 「なるほど、良彦三尉は、現在は騎士として聖王教会で仕事をしているとか、そちらでの仕事はどうですか?」

 「局の時と違って、交渉も多くなったからな、それが個人的には、苦手かな」

 と、結構真面目なインタビューを繰り返していく。

 「それでは、ヴィータ教導官に「一寸、まってくれ…すまね、席外す」って、教導官?」

 そういって部屋を飛び出すヴィータ、残された良彦は、一寸驚き気味だが、インタビュアーはそのまま良彦に質問してくる。
 局に居た時の話や、なのはと共にアンノウン…現在ではガジェットW型と言われてる…に落とされた時の話などだ。

 そうやっている間に、時間は過ぎインタビューは終了、後半ヴィータは戻ってこなかった…途中、シャマルから帰りに医務室へ寄るように念話があったが。
 疑問に思いながら医務室へ顔を出すと、個室へ引っ張っていかれる、其処ではアンダー一枚…黒いシャツのような感じ…に、なったまま検査機器を付けられてベットに横になっているヴィータ。

 「何やってんだ、ヴィータ、シャマル」

 「おめでとう、良彦君」

 そういうシャマルに、怪訝な良彦、ヴィータは赤い顔をしている、そして

 「おめでたよ、ヴィータちゃん」

 「………は?」

 一瞬思考がロックし、何を言ってるんだシャマルはと言う顔をする良彦、畳み掛けるように、シャマルが

 「ヴィータちゃんが妊娠したのよ、今3ヶ月くらいね…さっきも気持ち悪いって、駆け込んできたから、もしかしてと思って検査したら」

 「ヴィータ…シャマル、本当だよな、それ?」

 「当たり前よー、こんな大事な事嘘で言えるわけないでしょ」

 その言葉に、ヴィータに近づき

 「良彦…あたし」

 ぎゅっと抱きしめる。

 「なんていうか、嬉しいよ、ありがとうなヴィータ」

 「ばかっ、礼とかいいよ…でも、うん、ありがとう良彦」

 お互いに礼を言い合い、しっかりと抱きしめあう。

 「シャマルも、
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