スーパーロボット大戦OG外伝
0534話
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そんな会話を聞きつつ、シロガネの格納庫へと戻るのだった。
「さて、そろそろシロガネにも慣れてきたと思うが……」
会議室でそう言いながら周囲を見回すと、それぞれが頷く。
実際、この展開速度はかなりの練度だと自画自賛出来るレベルではある。ヒリュウ改やハガネ、クロガネと比べても恐らく勝っているだろう。
「訓練についてはこれでいいとして、これからどうするの? 取りあえず一旦ホワイトスターに戻る? 幸いニーズヘッグがあればシロガネごと転移可能だし」
「あっちに戻ってどうするのだ? スレイとムラタを連れてくるにしても、向こうにだってある程度の戦力は必要だろうし。……あぁ、なるほど。その2人にもシロガネを使った訓練が必要な訳か」
レモンの言葉にコーネリアが頷く。
そうか、確かにそろそろ機体転換訓練も一段落しているだろうしこっちに……
そう思った時だった。会議室のモニタに量産型Wが表示されたのは。
「隊長、イスルギ重工から緊急連絡が入りました」
……この時期に緊急連絡だと? となると恐らく何処かが修羅に襲撃されているのか?
「北海道地区にある函館付近に修羅が転移。襲撃を受けているそうです」
「函館!?」
「アクセル?」
思わず叫んだその言葉にレモンが不思議そうな視線を向けてくるが、何でも無いと首を振る。
函館、函館か。確か原作でも函館が舞台になった話があったな。ただ、その時は既に函館がマグナスとか言う豚まんに占領された後だったが。となると、その前段階のようなものか。このまま放っておいてもクロガネが函館を解放してくれるんだが……かと言って、イスルギ重工からの連絡を無視する訳にもいかないか。
「しょうがない、早速だが出撃だ。各自戦闘準備を整えておいてくれ。マリュー、函館まではどのくらいで到着する?」
「そう、ね。幸いここは東北地方とかいう場所だから、それなりに速度を出してもいいのなら10分掛からないと思うわ」
「ならそれで頼む。それと……」
視線を通信モニタに映し出されている量産型Wへと向ける。
「イスルギ重工を通して函館で防衛線を展開している連邦軍の部隊に連絡を入れてくれ。10分だけ持ち堪えろと。そうすれば俺達が到着すると」
「了解しました」
そう言い、通信が切れる。
よし。これで10分だけ持ち堪えれば何となると思って、士気の低下は防げるだろう。さすがに10分も持ち堪えられない……なんて事は無いだろうし。
そんな風に考えている間にも、マリューからの指示なのだろう。シロガネが空中で方向転換をして、徐々にその速度を上げていく。
「ほら、アクセル。私達も行くわよ」
「そうだな。いざ戦闘開始となった時に肝心の私達が戦闘準備出来ていない
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