決戦2
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。
手榴弾の近くにいた兵士達は慌ててその場から離れようとしている。
無理はない。
だが。
そこで、あんたが動く場合じゃないでしょうよ。
逃げる兵士達と逆に、走り出したのは――アレスの姿だ。
間に合えと思う。
アレスが走り出すと同時に、バセットもまた走りだしていた。
雪に足を取られて満足に走れない。
それでも足に力を込めて、走り出す。
膝が笑う。
でも。
「死なせるわけにはいかないんですよ!」
もう、二度と。
アレスの背に届きそうな瞬間、横から襲った暴風にバセットは転ばされた。
雪に埋まる視界の先で、暴風はアレスを突き飛ばし、さらに走る。
「軍曹――」
呟いた言葉の先で、アレスを突き飛ばしたカッセルがプラズマ手榴弾を握り、投げた。
直後――プラズマの光に、バセットの視界が包まれた。
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