ストライカーズ編!
漆黒の堕天使
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ミッドで暮らし始めてから数年。
今日もオレたちは働いていた。
その日ははやての職場に遊びに行ったときに起きた火災を鎮火、そして避難誘導が仕事だった。
「じゃあフェイトは向こうを頼む。オレとなのははそっちに行くぞ!」
「了解!じゃあ陽龍、なのはのことよろしくね」
フェイトはそう言いながら指示された方へ飛んでいく。
「陽龍くん、私たちも行くよ!」
「おう!」
そしてなのはとともに目的の場所へ向かう。
すると、崩れかけている建物の近くに子供がいた。
「っと、ヤミ!」
<了解です>
オレは倒れてきていた物をバインドで抑え、それから子供を中心にプロテクションを張る。
「間に合って良かった・・・助けに来たよ」
なのはが子供に近づき、安心させるように言う。
そんななのはの方を向きながら、オレは話しかける。
「おーい、サボってねぇで道開けろー」
「サボってないし、別に陽龍くんひとりでも出来ると思うの!・・・もう、レイジングハート」
<上空の安全を確認しました。問題ありません>
するとレイジングハートを天井に向けて構える。
おっと、これは・・・くるか!
「一撃で打ち抜くよ」
<了解です。カートリッジロード>
「ディバインバスター!」
来た!なのはの得意技、カートリッジロードした状態でのディバインバスター!
この攻撃のせいで何人の犯罪者がトラウマを抱えたことか!
「じゃあ陽龍くんはその子を連れて行ってね。私はフェイトちゃんの方手伝ってくるから」
そう言ってなのはは先ほど開けた穴から外へ出て、フェイトの方へ向かっていった。
それからオレはなのはのディバインバスターという名のトラウマ製造機を見てボーっとしている子供を抱き、外へ出た。
「あー、あー、こちら教導隊ゼロスリー。エントランスホール内から女の子一名を救助しました」
『ありがとうございます。さすがは航空魔導士、エースオブエースの同期にして、漆黒の堕天使と呼ばれるだけのことはありますね!』
「その二つ名で呼ばないでください!」
漆黒の堕天使。
それはだいぶ前ににつけられ、今でもたまに聞く俺の二つ名だった。
ちなみに由来はパッと見女子に見えることと、黒い服に身を包んでいるからだ。
オレのほかにも美愛、アリシア、慎吾にも二つ名があったりする。
「・・・西側の救助隊に渡しに行ったらまた救助を始めます」
『お願いしますね』
そこで通信は切れ、改めてオレは子供をみる。
「そういえば嬢ちゃん、名前は?」
急に話しかけられた子供は驚き、少し間を空けてから答える。
「え、えと、スバル・ナカジマ・・・です」
「そか。じゃあスバル、お前はオレみたいにならずに、もう一人いた方を
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