部活後1
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部活終了の挨拶をして、部員がぞろぞろとロッカーへ向う。
その中で、帝光シックスマンとして1軍への昇格を果たした黒子テツヤだけが、着替えもせずにシュート練習を続けていた。
「ん? おいテツ、帰んねーのか」
「すいません。僕はもう少し練習して帰ります。青峰くんは先に帰っていてください」
その言葉を聞いた青峰は苦笑し、「おいおい、冷てぇな。付き合うよ」と言った。
「っ…」
青峰の低い声を聞いた黒子は何故か息を詰まらせ、頬を染める。
「どうした黒子、体調でも悪いのか? 今日は帰ったほうが――――」
「い、いえ、大丈夫です。あの、本当に大丈夫なので…」
「帰れってか」
少し怒ったような声。
「あ、の…」
おどおどしながら、近づいてくる青峰と距離を開けようとする。が、しかし。
体育館の角に追い詰められて身動きが取れなくなってしまった。
黒子は上目遣いに青峰を見やる。
「うッ…」
(何だコイツ、超可愛いし…。さつきも見習えよ…って、違う違う!)
そう思った青峰は、黒子に向けて更にもう一歩を踏み出した。
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