DAO:ジ・アリス・レプリカ〜神々の饗宴〜
第十五話
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非常に少なく、六王神とあと複数人存在するだけではないかと言われています。
ちなみに、この『純正属性』と対極にあるのが、光と闇を共用する『矛盾属性』と、矛盾属性どちらか片方を除く五つ全てを持つ『全数属性』です。どれも強力で、現在の六門世界ではこの三つの属性が最強と言ってもいいでしょう。
《六門魔術》は、自分の属性以外の物も習得できますが、やはり自分の属性と同じものが一番早く習得できます。加えて、先ほども言った通り、自分の属性と同じ六門魔術をある程度習得しなければ階梯が強化されず、それに連携してレベル上限も上がりません。
セモンさん、今あなたは第一階位です。このままレベルを上げていっても、レベルは29で止まるでしょう。しかし、第二階位に辿り着けば、あなたのレベル上限は40になります。ちなみに私は第三階位なので、レベル上限は50。第四階位は70、第五階位は80ですが、現在通常の六門神では75よりもレベルの高いものはいません。
全体を通しての実質的レベル上限は99。第九階位の最高レベルが99です。レベル100になるには第十階位になる必要がありますが、この位階に到達するのは不可能です。システムに規定されているようで……。なので、このレベル99を極めた六人を、『六王神』と呼んでいるのです……まぁ、現在は四人しかいなんですが……。
このあたりで説明は終わりにしましょうか。あとは習うより慣れろ、です!
***
「では、まずは六門属性の確認から行きましょう。セモンさん、メニューウィンドウを表示してみてください」
「あ、はい」
セモンは言われるままに、メニューウィンドウを操作する。
「次に、《六門魔術》の項目をタッチ」
HPやレベルの近くにある《六門魔術》をタッチする。すると、様々な記述を施した画面が出現した。
「最上部の左端に、あなたの六門属性が書いてあるはずです」
「えーっと……土、光ですね」
「ほう……」
久しぶりに聞く気がする声がした。声の方向を見ると、そこには大量の買い物袋を持ったコクトがいた。
「コクトさん!?何やってるんですか!?」
「人の顔をしたニンジンを買い込んできた。袋から出すと叫ぶからウザいんだが」
「ああ、マンドラゴラですか?あとで処理しますよ」
「よろしく頼む」
コクトが袋をその辺に投げ捨てる。どさっ、と言う音と共に、「ほぎゃっ」とか言う謎の音。乱暴。
「……セモンの属性、土・光は今まであまり聞いたことの無い属性だな。作成・創造か……鍛錬とはどこが違うんだ?」
「その辺りはさすがのコクトも専門外ですね」
「むしろお前が知ってることの方が異常なんだ。誰から教えられた?」
「秘密です」
コクトとハクアの会話について
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