六章
堺から京へ
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ぜ!」
「なめるなや、そっちは一人でこちらは多勢。いくら兄ちゃんが凄腕だったとしても『言いたい事はそれだけか?』何ー!」
と言っていた奴を斬り倒した。それがきっかけか、次々と向かってくるゴロツキ達は刀で向かってくるが遅い!俺は夢幻の聖剣で俺自身が分身して、あちらのゴロツキ以上の人数になった。
「お、お頭が何人もいるよ。ころちゃん!」
「ど、どうなってるの!?お頭って本当は草何じゃ?」
「落ち着け。本物は一人だけだと思うが、さてどうするんだ一真?」
と言っていたが、本物は分身した者全員が俺だ。ゴロツキ共も考えたのか、一人だけ本物と分かれば話は早い。一人ずつ俺を攻撃するが、次々と俺分身体が斬り落とす。
『さてと、あとはこれで終わりだ!』
右手に持っていた銃で、ゴロツキ共の脳天をヘッドショットした。次々と撃ち、最後の一人になった者は俺に命乞いをしてきたが、俺は許さず撃った。と思ったら、いつの間にかゴロツキの仲間がここに来たが、一発の銃の音が聞こえたが俺ではない。別のどこからか狙撃をしたようだった。チャンスだと思い、いつの間にか持っていたアサルトライフルで連発して、撃ったら怯えきっていたので撃つのをやめたけど。
「お前ら、こいつらの死体片づけておけや!喧嘩売ってきたのはそっちだからな、分かったか!馬鹿者共!」
と言ったら、死体を片付けた足軽風なゴロツキに仲間達は、とっとと片付けて去って行った。ふう、と思って後ろにいた嬢さんを見たらいつの間にかいなくなっていた。まあいいだろうと思って、アサルトライフルと刀を空間にしまった。
「なかなか良い物を見れたが、あの分身は何だ?」
「ああ、あれ?本物は一人だと思っていたが、全員本物何だよね」
「だが、一真のはまさに達人以上に達人だったな。最後は鉄砲だったが、良い狙いだった」
「まあな。あれでまた来たならば今度はすぐにこの世を行かせないためにわざと外して痛い目を見せてやるのもいい手だけどな」
俺は笑っていたらしいが、目は笑っていなかったと。あれだけの戦闘をしたんだからな、すぐには興奮は収まらないが。
「それにしても一真様の鉄砲も凄いですが、連発する前に鉄砲の音が聞こえましたが」
「周囲を探ってはいましたけど、鉄砲を撃った人物は見当たりませんでした。余程上手く隠れて撃ったのか」
「お頭、黒鮫隊の人ではないのですか?」
「いや、出動命令は出してないから。たぶん他の者が撃ったんだと思うが、ころ、この時代の鉄砲の射程はどんなのだ?」
「えーと、国内で流通している鉄砲は国友筒と堺筒が主なんですが、射程はおよそ二十間から三十間ほどですね」
二十間から三十間。確か一間が約2mだから、最大で60mか。
「しかし、周囲
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