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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
五章 幕間劇
南蛮×茶屋×スリ犯逮捕
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「では、行ってくる」

「行ってらっしゃいませ、久遠様、一真様」

「でも、ホントにいいんですか?久遠様達はお仕事なのに、私達、お休み何ていただいちゃって」

「構わん。あまり大人数で行っても、向こうが警戒するだろうしな」

「そうだ。あとでエーリカも合流するし、堺の街中なら安全だろうから。三人もせっかくの堺だし、楽しんで来てよ。そっちには沙紀がいるからな。分からない事があれば沙紀に聞け。沙紀いいな」

と俺は言ったら、沙紀は敬礼をした。俺達は行ったが、残った四人で堺見物しに行った。ここからは私、沙紀視点となります。

「うわぁ・・・・ホントに人が多いね」

「何たって堺だよ。清州や井之口とはワケが違うよ」

「ですね・・・・」

「私は慣れてますがね。このくらいは当然だと思いますが」

とひよさんでしたか、何か面白そうなものが売っていると言って走っていきました。何があるのでしょうかね?とりあえず隊長からお金を少々もらっているので。と追っていたら、もうひよさんは買っていました。何を買ったんだろうと様子を見てました。

「だってこれ、凄いんだよころちゃん!」

「何が凄いの?」

「笛・・・・ですか?」

そう言って、ひよさんが見せたのは笛ではあるが、先についてるのはよくお祭りでみる吹くとクルクルと伸びる物だった。甲高い音と共に丸まった物が伸びるあれだった。

「えっ。ちょっと、何今の!?」

「南蛮渡来の絡繰り笛なんだって!」

ああ、この時代にとっては珍しい物何ですよね。ころさんもやっていて、さすが堺だとか言ってましたが・・・・。

「沙紀さん。あれは本当に絡繰りなのでしょうか?」

「あれは単に息を吹いたら伸びる物ですから、絡繰りとは言えませんよねー」

と言ってる間に、ひよさんところさんは行ってしまったので詩乃さんと一緒に追った。そしてころさんが見つけた物を店員さんに聞いてますが、あれはテーブルセットですね。

「それは南蛮渡来の腰掛けだよ。ほら、こうやって座って使うんだ」

「なるほど。西洋の床几ですか」

「南蛮人は床に直接座らずに、この腰掛けや机を使って暮らしているそうだよ。何でも南蛮人は家の中でも履き物を脱がないそうで」

「・・・・・・え?」

「畳の上を草履で歩くって事?」

「違いますよ皆さん。南蛮には畳はありませんから、床は土間みたいな物ですよ」

「そこの姉さんの言う通りですよ。姉さんは南蛮に暮らした事あるんですかい?」

「いえ。ただ知識として知っているだけですよ。それにこのくらいは知っていて当たり前ですから」

私は事実を言ったまでですけどね。実際椅子に座って作業する事がよくあるし、とここで店員さんが、ひよさん達に座
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