五章 幕間劇
南蛮×茶屋×スリ犯逮捕
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
、払った後もうしばらくここにいた。そしたら、盗人が出たらしい。
「うわーっ!誰か、そいつを捕まえてくれ!ひったくりだーっ!」
「テメェ、この堺で盗みを働こう何ざ良い度胸をしているじゃねえか!やっちまえ!」
「うわーっ!うぅ・・・・で、出来心だったんだ・・・・」
「出来心で済みゃ役人はいらねえんだよ。キリキリ歩け」
と盗人が連れていかれてから、数分が経った頃に隊長が来た。どうやら、私がここにいるとトレミーからのデータを見て来たのであろう。
「お前達もここに来てたのか?」
「一真様、どうしてここに?久遠様達と南蛮商人に会いに行ったんじゃ」
「余計な知識を入れると面倒だからな、久遠とエーリカだけにしといた。あと沙紀から聞いたがお前達財布を忘れてきたと言うのはどういう事かな?ひよはスられたと聞いたが・・・・?」
「え?いつ報告したのですか、沙紀さん!」
「一応報告する義務がありまして、報告させて頂きました」
「ああそうだ、ひよの財布これだろう?」
と俺はそう言ってポケットから小さな巾着袋をだした。
「あーっ!それ、私のお財布!」
「どうされたのですか、一真様」
「さっきスリを一人捕まえてな」
俺にスリをしようという馬鹿者がいたけどな。スリの奴はポケットを知らないからな。まあ、この堺でも飛び抜けて怪しげな格好をしている俺にスリをやる時点で、色んな意味でいい度胸があるというか、凄いチャレンジャーだなと。
「で、そのスリ犯をボコボコにした後、役人に突き出したら見覚えのある巾着袋だなと思ってな。中に名前の書いている紙切れも入っていたんで、これだけ預かってきたっていう事さ」
「一真様ぁー!私も一生ついて行きます!」
「それはいいから、沙紀が払った分は返せよな。一応あれも俺の金だからな」
三人とも返事をした後、沙紀も入れた四人で堺を回った。回った後に宿に戻ってお金を返してもらった。あと俺がスリを捕まえたのは、この近くでスリが発生したため俺が行ったら、俺のもスろうとしたのでボコボコにした。拳=徒手空拳でな、刀抜くとヤバイからな。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ