五章 幕間劇
南蛮×茶屋×スリ犯逮捕
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丈夫ですよ。それにこぼれても大丈夫ですから。ねえご主人?」
「そこのお姉さんの言う通りだよ。ここは南蛮茶屋なんだから、家具やこういう布とかは普通にある物なんだから」
と言いながらも、お菓子の値段を見ているがとりあえず頼む事にした。南蛮茶とお菓子を頼んだ、今座っている椅子は先程より安定感のある椅子で、クッションが敷いているから固くない。
「さっきより落ち着きますが、やっと座れました」
「南蛮のお茶何ですねかね?これ」
「分かんない。でも美味しい・・・・んだと思う」
「たぶん、明のお茶かと」
「へぇー。それより、このお菓子美味しいー!」
「それはカステラですよ。カステイラとも言いますが。鶏卵を泡立てて小麦粉、砂糖(水飴)を混ぜ合わせた生地を焼いた物です」
「へぇー。沙紀さん、本当に南蛮の事は詳しいんですね。これ甘くて美味しい!久遠様の金平糖も美味しかったけど、南蛮ではこんな美味しい物ばかりあるんですか?」
「まあ、ありますね。お菓子としては、カステラ、金平糖、有平糖、飴、ぼうろ、カルメラ、ビスケット、パン、カスドース、タルトなどでしょうか。どれも甘くて美味しい物ですよ。隊長も趣味が料理ですからね、たまにお菓子を作ってくれては私達女性隊員に振る舞ってくれますね」
「そう何ですか、一真様。たまに私達の知らない料理を作ってくれますけど、お菓子まで作れるというのは初耳ですね」
と言ってたら、ひよさんがお土産に買わないかという話になっていた。そんなに気になる事なのでしょうか、私達は普通に食べている所為か珍しいとは思いませんけど、この時代の人にとっては珍しいのでしょうね。
「隊長なら何でも喜ぶと思いますよ」
「そうですね。買って帰れるのであれば一つ、皆で買って帰りましょう。一真様達にも食べて頂けますし」
「ホントは、一真様と一緒に来たかったね」
「しょうがないよ。一真様はお役目があるんだから」
「そうですよ。それに、久遠様は恋人なのですし」
と言ってたら三人のテンションは下がった。確か久遠様の恋人ではあるが、正室ではない。本妻は奏様だし。でも正室とか側室とか関係無しにいますよね、隊長は。
桃香様や愛紗様に華琳様に雪蓮様に吉音さんに詠美さん。合計で考えると数十人はいますよね。隊長の妻は。私もなりたいですが、私は上司と部下と言う関係ではありますが、隊の皆さんの事を家族だと思って接してると聞いた事がありますからね。それに、聞いた事によると隊長の事が好きと告白した者は一緒に寝たと言ってましたし情事もしたと言ってましたね。私も告白をした者の一人ではありますし、体を重ねた事もあります。だからなのでしょうか、こうやって離れていても安心感があります。
「三人とも、隊長の事
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