五章 幕間劇
南蛮×茶屋×スリ犯逮捕
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うのでしょうか?
「・・・・ただいまー」
「お帰りなさい。元気がないけど」
「うん。闘具を探しに行ったんだけど・・・」
「闘具?拳で戦う時のあれですか?」
「ひよ。いくら刀に自信がないからって・・・・もっと上級者向けの武器何か使ってどうするの?」
銃、弓、槍、刀。一般に、武器は相手との間合が長く取れるほど有利だと言われてますね。私はいや私達は主に銃で戦いますから、それにもし近接戦になったとしても短刀またはナイフで戦いますが、隊長はたまに徒手空拳で戦う時がありますね。隊長から聞いた事ありますが、弓や槍は間合の内側に入られると弱いという説があると。そもそも、相手の間合の内に飛び込んで戦うという選択肢自体は、私達なら可能でしょうけど、並の兵士には縁遠い物だと。どうやらひよさんは、お土産で買うらしいがいい物はなかったようだ。
「お土産というと・・・・小谷のお市様ですか?」
「うん。京製の良いのが無いかなって思ったんだけど・・・・最近は京からの入荷が少なくなっているんだって」
「なら、京に行った時にも探してみましょう」
「そうだね。そっちの方が見つかりやすいかも」
「うん、そうしてみるよ。ありがとね、二人とも!」
それから街を歩き回っていた。マップのおかげで迷う事はなかったけど。
「・・・・・・・・・・・」
「し・・・・詩乃ちゃん。大丈夫?何か、顔が青いけど」
「無理はないでしょう。これくらいの人混みは慣れてない人だとだいたいこうなります」
「そ、そうですね。ではどこかに休める場所があったらいいですけど、沙紀さん、どこかいいところありませんか?」
私はそうですねと言うと、この辺りに南蛮茶屋があったのでそこに行ってみる事にした。南蛮茶屋って事は、南蛮のお菓子が食べられる所でしょうと言ったら、ひよさん達は早く食べたいとの事で行ったのだった。私は入ろうとしたのですが他の三人が入ってきませんね。どうしたのでしょうか?と聞こうとしたら、何となくだが分かったような気がした。南蛮茶屋の中には、先程のテーブルに椅子がある南蛮家具の数々で、その椅子一つ、テーブル一つがいくらするのか先ほど見たのでは、ビビるのも仕方がないですね。
「三人とも、ビビらないでこっちに来て下さい。せっかくですから、これで慣れてはどうですか?」
「いらっしゃい。好きな所座って頂戴」
「あの、えっと座るだけでお金取られたりしませんよね?」
「当たり前ですよ。ここを何だと思ってますか。ねえご主人?」
と聞いていたら、私は普通に座った。ビビっていた三人であったが、恐る恐るになって私が座っているところに来て座った。
「この机の上に置いてある布とか高くないのですか?沙紀さん」
「大
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