五章 幕間劇
南蛮×茶屋×スリ犯逮捕
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ってみないか?と聞かれていたので私は自然と座ってみた。
「沙紀さん、これ高くないですか?」
「大丈夫ですから座ってみて下さい。隊長もそうですが、黒鮫隊は皆それが当たり前だと言いますよ」
と言ったら渋々座ってみたひよさん達。何か固いとか言ってたけど確かに固いですね。この上にクッションか何かをおけば問題ないと思います。それにぐらぐらしていて、落ち着かないと言ってましたが縁側と変わらないと思いますね。
「この机も高いような気がする。でもお頭が使ってる机もよくよく考えると高そうな感じが」
「隊長が使ってる机も高級感はありますけど、南蛮人はこの国の人達より身長が高いと聞きますから」
「凄いなぁ、南蛮人」
「そういえばこれ、どのくらいするんだろう・・・・・・っ!」
おやおや、三人とも値段を見て固まってしまいましたね。でも私からすると、普通に感じるのは気の所為でしょうか?私らの装備もですが、基地の部屋にある物はたまに上官がアンティークな物を自室に置くと聞きますが。
「三人とも、何固まっているんですか?」
「さ、沙紀さんはこの値段を見ても驚かないんですか?」
「ええまあ、最もこれぐらいがちょうどいいかと」
と言ったら、何か可笑しな事言いましたでしょうか?まるで金銭感覚がおかしい人だと思われているのでしょうかね。
「こんなお金があったら、兵法書の一つでも揃えますよ」
「私だって一真隊の糧食や装備を調えた方が・・・・」
「二人とも、隊長から言ってましたがお仕事の話はダメですよ。ゆっくりと遊びましょうよ」
「沙紀さんの言う通りだよー。今日はお役目は無しでいいから」
詩乃さんは善処しますって言ってたけど、大丈夫かな。まあこの三人を見張っていろとのご命令だけど、今日は仕事の事を考えなくていいからね。次行ってみたら、海に面した大がかりな施設だった。
「この辺りは荷揚げ場か・・・・」
ころさんは、確か木曽川の水運を司る川並衆を率いていましたね。設備の多くは、私はあまりないのですが、ころさんにとっては見慣れた物何でしょうね。ですが、いずれも彼女達が使っている物より規模は違いますね。
「こうやって南蛮の品が運ばれてくるんだね」
「確かにこれは興味深いですね。鉄砲や宗教、様々な道具・・・・」
「南蛮って、どんな所なんだろうね?」
「分からない。エーリカさんみたいな綺麗な髪の人も、たくさんいるのかな?沙紀さんは?」
「私の仲間、ここでは黒鮫隊でしたか。エーリカさんみたいな髪の色をしてる人もおりますよ。髪が長い人や短い人まで」
「機会があれば、一度行ってみたいものです」
と言ってみたが、実際はもっといますけどね。私は日本人なんですが、茶髪ですけ
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