四章 幕間劇
三若による悪戯実演
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も」
「そうだそうだ!一真様酷い!」
「言われるたびに、雛達は傷ついているんだぞー。ぶーぶー」
「事実無根の事を言っただけだ。これに懲りたらもう少し大人しくしとけ。大人をからかうからだ!」
注意したが懲りる様子はない。まあこれが三若だからか、俺は諦めている。そういえば雛の様子がおかしいと思ったら、悪戯用に忍具を自作したりしてるそうだ。とまあ、俺も少しは興味があると言ったら、いつの間にか何かを持ち出した雛。
「雛印の悪戯道具其ノ壱〜〜〜」
何か嫌な予感しかないから、とりあえず後退。
「これはねぇ、『雛特製強烈臭い筒』とっても臭い汁を竹筒に入れたんだよー。いろんな種類の野草や木の実を三日三晩煮詰めた力作でね、一度ついたら十日は取れないんだよ、えへへ」
と言ってる間に、俺は三バカを結界の中に閉じ込めた。そして結界の上から催涙弾を発射してから、数分後に涙が出まくる三バカを笑っていた俺。煙が無くなった後、結界を解除させて治療した。
「ま、まさか、私のと同じとはー」
「これはパクリではない。俺の世界にはあるぞ」
「げほげほ、まさかとばっちりを受けるとは」
「じゃあ、これはどう?『雛特製くっつきお餅玉』導火線に火をつけて爆発させると、大量の鳥もちがどばーーって飛び散って相手を捕まえるの。もがけばもがく程身動きが取れなくなっていく姿を見てると・・・・えへへ」
と言ってたので再び結界発動させてから三バカの地面にスライムを投入。スライムは、動き回って穴と言う穴を狙う。触手にもなるから犯しやすい。で、何か反省したみたいだから、スライムを消滅させて、再び治療というかスライムがつく前に戻しただけだけど。
「で、反省したか?自分で作った物が自分ではめられた感想は?」
「か、一真、お、覚えておけよ」
「犬子、お嫁にいけなーい」
「くー、また雛と同じ物ではめられてしまったー」
「だから三バカって呼ばれるんだよ。分かったか、お前ら」
と聞いてないか、まあいい。これで懲りたら悪戯はやめるだろう。それよりこいつらは、三人で一人前だなと思った。一人一人は微妙だけど、コンビネーションがあるからな。
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