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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
四章 幕間劇
事後処理×人間の選択×道
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か、一真様の臣下になって、こうして生き延びて・・・・挙げ句、斉藤家三代を終わらせてしまった・・・・。竹中家は利政様にも、義龍様にもたくさんのご恩があったのに。私のした事は、選んだ道は正しかったのかと・・・・そう思ったら・・・・急に怖く・・・・」

「なあ詩乃」

「何ですか?」

「竹中半兵衛はここで死にたかったのか?」

「死にたくなど・・・・ありませんでした。生き延びて、出来る事なら天下に竹中ありと、持てる才を知らしめたかった。だから・・・・こうしておめおめと生き延びて」

「なあ詩乃。詩乃がした事については、俺や久遠にも分からない事だ。人は選択をする日が来る、そして選択した方にこの先の未来がある。俺は神ではあるが、この先の未来は俺でも分からない。だが、斎藤家の選択はむしろ滅亡へと進む道だった。それも竹中半兵衛が乗っ取ったとしてもいずれは滅んでいたであろう」

「では私のした事には・・・・意味がなかったと?」

「そこまでは言っていない。その行動をしたお蔭で、詩乃とは戦わずに済んだ。そして久遠の夢に一歩近づいた。人間は悩む事はたくさんあるし、無論俺だって悩む事だってあるだろう。だが解決の道は周辺にいる部下達や仲間、友達、上司、ここでは主君か。正しき道に案内できるんだと俺は思っている」

「一真様さえ、悩むのですね。私だけかと思いました」

「美濃には一人だったんだろう?」

「・・・・一人でした。周りには、私の考えを理解する者はいませんでしたから」

「これからは俺らがいる。ひよやころもきっと詩乃を助けてくれる。それでも悩むんだったら、俺が聞いて支えてやる。それが上司ってもんだ」

「一真様が・・・・」

「そうだ。これからは同じ道を辿るんだ。そして一緒に歩いて行こう」

「同じ道を・・・・。・・・・そう、ですね」

「そうだ。俺は詩乃が生きていてよかったと思っている。同時に嬉しくもあり、助けた事については胸を張れる」

「・・・・ぐすっ。・・・・ひっく・・・・。・・・・・一真様ぁ・・・・」

胸元にしがみつき、泣きじゃくり始めた小さな背中をそっと撫でながら、俺も詩乃を優しく抱き返してやった。そして、背中をポンポンと優しく叩きながら、悲しい事は全部吐き出すように泣いた詩乃。泣き止んだところで、空間から蒸しタオルを出して顔を拭いたけど。拭かないと、さっきまで泣いていたという事になり、俺がいじめたと勘違いされるのが嫌だから。俺と詩乃は、長屋に向かったらひよところが迎えてくれた。

「あ、一真様ー!」

「ただいまー」

「お帰りなさい!でも二人してどこに行ってたんですか?」

「そうですよ。お城に行ったら随分前に出たって言うし、心配してたんですよー!」

「悪い悪い、ちょ
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