四章
作戦会議
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って行った。俺達は最終確認のために陣の外に出た。あと城門破壊班は、先に陣の外で待機。劉零は陣の中に行き先鋒をし、城門を破壊あるいは敵兵を倒せと伝えてある。一応全員通信機を付けているので、俺も付けてるから状況に応じて対応可能だ。三若達は何か話してたらしい。
「颯爽と去って行っちまったよ。・・・・やるなぁ一真」
「凄いよねー!かっこいいよねー!」
「雛だったら絶対行きたくないかもー・・・・っていうか絶対に行かないけどー」
「だよねぇ・・・・大丈夫かなー、一真様は」
「・・・・大丈夫だ。きっと」
「久遠様・・・・」
「あいつは数々の修羅場を潜ってきたと言っていた、言わば戦慣れしてる。だから我は信じている」
「・・・・ふふっ」
「な、何を笑っている?」
「なぁに。織田上総介ではなく、久方振りに、織田久遠様を拝めたのが、嬉しかっただけです」
「織田久遠、か。・・・・だが、我は織田上総介である。・・・・壬月、采配せぃ!」
「御意。・・・・では我らは我らの仕事に取り掛かりましょう。和奏、犬子ぉ!黒母衣、赤母衣で先鋒を務めぃ!」
「異議あり!先鋒は私が!」
「いえ我々が、先鋒を務めましょう」
「誰だ!貴様は!」
「そう、警戒しないでいただきたい。我々は黒鮫隊副長の劉零と申す者。織斑隊長からの命により参上しました」
「貴様が・・・・。だが、先鋒はこの三若が『我々にはこれがある事をお忘れですかな?』なるほど。貴殿の言う事は尤もだ。では先鋒をお任せしてもよろしいですかな、殿」
「うむ。では先鋒を任せよう、黒鮫隊の力、存分に発揮せぃ」
「ありがとうございます。ここに隊員を数名配置させます。通信兵ですので、隊長または隊の皆の連絡があり次第連絡するようにと言ってありますので。ではこれにて失礼」
と去って行った劉零。去った後に通信兵である隊員が数名陣の中に入った。通信兵は、小型のノーパソを取り出し、各隊員の位置を確認した。
『隊長、先鋒はこちらがやらせて頂くよう許可を貰いました』
『ご苦労。劉零は城門爆破隊の指揮を頼む。敵と判断した者は射殺して構わん』
『はっ!了解しました』
そして陣の内には、劉零が去った後城門爆破隊の後方にて和奏と犬子の黒母衣、赤母衣が待機。その後ろで、雛が二人の手綱を任されたようだ。久遠は自分が非情ではないかと壬月に相談したが、少し話したら一件落着した。壬月も最初は久遠の敵だったけど、俺と同じように久遠を支える事に喜びを感じると、その言葉に表と裏があるかと。そんな事はないと言ったが、ならば壬月を信じたように一真の言葉も信用してやってもよいのではとな。
「信用して・・・・良いのであろうか。裏切られる事はないのであろうか・
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