四章
出陣
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の夜にだが聞いてほしい。先程出陣の合図が出た。恐らく美濃を落とすんだと考えている、なのでこれから降下作戦と城門爆破作戦を開始したいと思うが、何か質問がある者は挙手をせよ」
と言ったら誰も手を挙げなかった。さすが精鋭部隊だけでもあるなと思った。
「降下作戦は俺率いる五名程で、各城門を開けさせるか、または爆破させる者は数十人だ。残った者は医療班で待機。なお装備は実弾のアサルトライフルと門番やその他の武士を狙撃するスナイパーライフルだ。あと夜なので暗視ゴーグルを装着。なお、降下作戦の目標は本丸にいる斉藤龍興の頸だ!その周辺一帯にいる者も殺して構わん。あと三の丸だけは俺も加わる事にする。三の丸で合流をした後は、各部隊で殲滅せよ。そしてそれぞれの城門を爆破だ。なお、使用爆弾はプラスチック爆弾でスイッチをオンにすると爆発する仕掛けとする。以上だ。全員準備が出来次第格納庫、またはカタパルトデッキに集合せよ!」
『了解!うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!』
敬礼をしたら、ブリーフィングルームから出た野郎共達。今回はISは使わない、使うとピーキーだから。俺は、一度尾張の所に戻ってスナイプ・ゼロであるバイクを空間から取り出して、美濃に出陣した久遠を追った。行くと丁度壬月と麦穂がいたが、何やら久遠に文句を言っているようだった。
「苦労、・・・・ではありません!いつもいつも突然のご出陣、それだけは勘弁してくださいと言ってるでしょう!」
「まごついておれば時機を逃す。・・・・さっさと動かん貴様らが悪い」
「相変わらずの仰りようですねぇ・・・・。少しは後ろを追いかける者の身でもなってみてください」
「気が向いたらな。・・・・で、兵は?」
「私と麦穂、二人の衆が千。その後ろに一真隊が百ですが、まだ一真様はいません」
「その後ろに三千程。更にその後続に三千。ついでに二千と荷駄と言った所でしょうが」
ふむ、九千前後か。まあいいとして、俺を待つ程ではないらしいから先に行った。ついでに母衣衆は一番後ろだと言ってたな。バイクを飛行モードにし、久遠を先頭に稲葉山城へと行く。時々、あちこちから小勢が現れ、在所と名乗り上げて同行を申し出てくる。あの小勢は、あちこちに勢力を持つ小豪族で、どうやら陣借りして手柄を立てようとしてるそうだな。そして井之口を制圧した後、建物を焼き払うそうだが、こうなると思って、井之口での潜入活動の時に町座の人と打ち合わせ済みだからな。と使番が来たようだ、何々・・・・?
「西濃衆、稲葉様より伝令!斉藤龍興は織田の動きの早さに恐れをなし、稲葉山城に籠る事を選択した模様。また美濃各地と、飛騨、越前に援軍を伝えるよう早馬を出した由。お気をつけたし、・・・・との事です」
「苦労!」
と言って久遠達は更にス
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ