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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第284話(ラファール・リヴァイヴカスタムU編)】
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殻(グレー・スケール)》、通称をシールド・ピアースと呼ばれるそれが姿を現した。
シャルも基本的にあまり使わない最大攻撃力を持つこのパイルバンカーは、基本狙い通りに相手に当てられるかは分からない。
だが、この状況は必殺必中――狙いを外す事も無い上に、まだ手に握られていたハンドガンにも弾丸は込められている。
「最終警告だ。 ……降参しろ、意地でも負けないって言ってるがこの状況の打開はお前には無理だ」
「……それはどうかな――ガハッ……!?」
一夏の言葉を待たずに、俺はシールド・ピアースの一撃を腹部に叩き込む。
今の一撃で、雪羅のブレードモードが解除された――つまり、エネルギーがほぼ底をついている。
「……無駄な抵抗するな。 もう零落白夜も使えなきゃ、雪片も手の届かない所にある。 更に言ってしまえば何か行動しようものなら俺は再度これを叩き込まないといけない。 ……降参しろ、一夏」
そう言って、俺は左腕のシールド・ピアースとハンドガンを腹部に押し当てる。
それでも一夏は――。
「降参は……しねぇ!!」
何がそこまでの意地を見せるのかが分からないが、降参しない以上勝ち負けは決まらないので――。
「……そうか」
静かに、呟くその言葉は静寂に満ちていたアリーナに響き渡る。
そして、次の瞬間には無情な鉄杭が一夏の腹部に撃ち込まれた。
絶対防御が発動し、エネルギーが無くなると同時に試合終了のブザーが鳴り響く。
……これが戦場なら、一夏はミンチだな。
そんな考えを他所に、俺は空へと躍り出るとピットへと戻っていく。
ハイパーセンサーには、悔しそうに地面を叩く一夏の姿を映し出していた……。
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