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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第284話(ラファール・リヴァイヴカスタムU編)】
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小破したウィングスラスターからは煙を上げていた。
だが、この程度なら1日あれば修復も可能だし問題ないだろう。
雪片を構え直した一夏は、間合いを詰める様にまだ辛うじて起動出来たウィングスラスターを噴かし、接近戦を仕掛けてくる。
「接近戦になればこっちのもんだ!」
「……!」
詰めたと同時に行う袈裟斬りを、左腕に備わったシールドで受け止める。
零落白夜の光刃から発する粒子エネルギーに何とか耐えるが、徐々にシールド外側の厚い部分が熱で赤く溶け始めてくる。
「このまま押し切るッ! 悪いが……今日は俺が勝つ!!」
雪片を両手で持ち、更に強引に力押しでシールド事斬ろうとする気迫が伝わってくる。
右掌でハンドガンを回し、雪片を握った左手目掛けて集中的に射撃を行う。
乾いた火薬音が鳴る度に、一夏のシールドバリアーを突破した弾丸は左手に直撃――堪らず一夏は苦悶の表情になると共に左手を手放した。
「……悪いな。 注意散漫だぞ、一夏!」
「チィッ……!?」
舌打ちする一夏の一瞬の隙をつき、力任せにシールドを使って胸部装甲に打撃、その衝撃によろける一夏に、脚部装甲のスラスターを全開に噴かせたローリングソバットを叩き込む。
「グハッ……! く……ッ!?」
勢いのついたソバットの一撃に、きりもみしながら一夏は墜落していく――。
その間も、攻撃の手は休めず、両手に構えたハンドガンによる追撃を行いながら墜落する一夏を追う。
堪らず一夏は腕をクロスさせ、防御体制を取るが情け容赦の無い弾丸の雨は、無情にも一夏のシールドエネルギーを確実に減らしていく。
すでに雪片もハンドガンの衝撃に持っていた手から落ち、白式よりも先に地面に突き刺さっていた。
そして、地面に墜落した一夏――刹那、激しい轟音がアリーナに響き渡る。
衝撃に苦痛の表情を見せる一夏は、身体を起こそうとし、左腕の雪羅をブレードモードに切り替えようと行動した。
「……無駄だ」
起動した左腕を封じる為、右脚部で手首を抑え込む様に踏みつける。
基本保護されてるため、一夏の身体にダメージは無いが端から見ると悪役にしか見えないだろう。
……だが、時に勝負とは非情な物だ。
モンド・グロッソの試合の入ったデータを見たことあるが、俺と同じ様に腕を封じ込める戦法を行う人も多数居た。
「これで武装は全て封じた。 降参しろ」
「く……クソッ! そんな決定権、お前にあるのかよッ!!」
まだ敗けを認めない一夏に、俺は左腕の盾をパージする。
パージした衝撃に、白煙が立ち込める中、六九口径パイルバンカー《灰色の鱗
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