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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第284話(ラファール・リヴァイヴカスタムU編)】
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浮かべながら観客席に移動していった。
それを見送ると、俺はピット口へと進む。
その合間に、左腕のシールド内側に各種弾装を装着していき、腰部サイドアーマーにもハンドガン用のマガジンを呼び出しては装着していった。
そして、内部に入ると俺はカタパルトに脚部をセットする。
右前方に見えるシグナルが点灯するのと同時に、ハイパーセンサーが一夏を捉える。
……と、不意に声が聞こえてきた。
『……キミがシャルロットの想い人だね? ボクが誰だかわかるかい?』
そんな声が聞こえてきた――この感覚、ムラクモと同じだ。
『……もしかして、シャルの機体のコアか?』
『へへっ、その通りだよ。 ボクはラファって言うんだ。 姉妹が沢山居るのが自慢なんだよ、ボクの』
何気にこの子も僕っ娘というやつなんだな。
……シャルの機体だからだろうか?
それはそうとして、姉妹が沢山――。
『……量産機のラファール・リヴァイヴだな。 ……てか、どうして声を掛けてきたんだ?』
『え? ……うーん……。 ……何となく? アハハッ♪』
そんな笑い声が心に響くのと同時に、シグナル二つ目が点灯――。
『そろそろ出撃だね? ……力は貸せないけど、ボクも見てるからね? キミの健闘に期待してるよ』
そう言い終わると、もう声が聴こえなくなっていた。
……やっぱり、コアには意志があるんだな。
ムラクモや福音が特別って訳じゃないようだ。
武装欄から、ハンドガン二丁を選択すると、掌に粒子が集束し、それが形成されると同時に三つ目のシグナルが点灯し、カタパルトから勢いよく射出された。
そのまま放物線を描き、規定位置に到着すると同時に一夏が口を開いた。
「……ヒルト、悪いが今回は勝たせてもらうぜ。 勝ってあの人に俺が弱いと言ったことを、訂正させなきゃいけないんだ」
「……気持ちは分からなくもないけどさ。 そんなに弱いって言われたこと許せないか?」
真っ直ぐと一夏を見据え、返事を待ってると暫くしてから頷き――。
「……あぁ。 ……前にも言ったが、俺だって努力してる。 それを何も知らないあの人が俺の努力を否定する権利はないはずだ」
「……ならさ、周りから一夏は強い強いってちやほやされる方がいいか? ……弱さを認めるって、難しいけど大事な事だと思うぞ?」
夕焼けの陽が、俺達二人を照らす。
観客席に移動する女子の一人――篠ノ之の姿がハイパーセンサーで捉えられた。
息を切らせ、何度も呼吸を整えてるのが見える。
「……御託はいい。 今やることは、ヒルトに勝ってあの人勝つ。 ……それ
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