73部分:71:披露宴(ミッドチルダ)
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いた癖も伸ばし、ストレートロングになっている。
「………」
無言で見つめる良彦に、はやてが気付き。
「なんや、良彦君、みとれてるんか?」
「なっ…ち、あ、いや…うん、似合ってるぞ、ヴィータ」
「おう、あんがとな…へへ」
そのまま、良彦の隣へ座るヴィータ。
お互いに頬を染め、にこにこしている。
「さて、それじゃ新郎新婦の馴れ初めとか聞いていこか、セプトよろしくな」
「うむ、任されよう」
そういって、はやての後ろから出てくるセプト…こちらは、何時ものワンピースではなく、ヴィータと同じようなドレスを着ている…が、良彦とヴィータの背後に現れたウィンドウに何か映しているらしい。
何処かの公園で、今とほとんど変わらない良彦が何かおかしな道具で、遊んでいるようにも見えるその映像。
「って、どッから持ってきやがったこんなもん!」
「なに、ロード良彦がゼピュロスから記憶を預かったように、ゼピュロスにも記憶されてるんじゃよ…まぁこれが始めての時ではないが、状況はほぼ同じらしいし、のうザフィーラ」
「あぁ、これと余り変わりは無いな」
そして、犬…狼モードザフィーラが答える。
「裏切ったな、ザフィーラ!」
「主の望みだ、叶えるのが守護獣の役目、すまぬな良彦」
まぁ、お互い笑いながらなので迫力はないが。
ちなみに、此処らへんは良彦、ヴィータ、ザフィーラしか知らなかったのだが、これを見た皆の感想は、おかしな事してるな、だったらしい。
「そして、次は熱々の1321部隊編や」
此処らへんは、ゼピュロスやグラーフアイゼン、他同僚からデバイスに記憶されていた物を集めたらしい。
主賓ふたりは、赤い顔で、照れている、改めて見て自覚したのだろう。
「さらに、機動六課編!」
このはやて、ノリノリである。
こちらは、六課フォワード陣のデバイスや、個室以外のカメラなどから抜き出したものだろう…個室のまであったら二人とも再起不能だった可能性は高い。
「まぁ、ざっとこんな感じやったわけです、この二人気付いて無いのかそこかしこで甘い甘い」
「ギブアップだ、はやて、其処までにしてくれ」
「頼むよ、あたしらのMP(恥ずかしさ的な)はもうゼロだ」
「しゃあないな、そしたら又着替えやな、今度は良彦君もやで」
そういうはやてが、二人を会場から連れ出していく。
暫くして、会場の扉が再び開くと、そこに居たのは…青いブレザーに白いスラックス、インナーは白いYシャツの良彦。
赤いブレザーに紺色のスカート、インナーはやはり白いYシャツのヴィータ、スカートは騎士甲冑と同じ程度か。
「もし、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ