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鉄槌と清風
73部分:71:披露宴(ミッドチルダ)
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いた頃からの友達で、ヴィータちゃんとも10年くらい友人として仲良くしてもらってます」

 静かに聴く、皆。

 「その二人が婚約した時も驚いたけど、もう結婚なんだね、おめでとう、良彦君、ヴィータちゃん」

 短いが心のこもった挨拶を終え、席に戻るなのは。

 「ほな、続いてフェイトちゃん」

 「はい」

 続いて出てくるフェイト…黒を基調に、黄色で縁取りした、これまたロングのドレス…もマイクの前に立ち。

 「私は、ふたりともほぼ同時期から友達で、これまで仲良くしてもらって、お世話にもなって来ました、その二人が結婚すると聞いて、驚きと嬉しさが溢れたのを覚えています」

 ゆっくり語るフェイト

 「二人とも末永く幸せにあることを願って挨拶に代えさせてもらいます」

 そういって、一礼し席へ戻って行く。

 「私からは、何度も同じ事になるんやけど、二人が幸せになってくれればそれで構いません、これからもよろしくな」

 はやてが、友人挨拶をそう締めくくる。

 「ほな、暫くは自由にどうぞ、少ししたらヴィータがお色直しするんで、それまでな」

 その言葉に、皆が動き出す、余興の準備か、数人が一旦会場を出て、そして主賓二人の下には祝いの酒を持った、人々。
 特に良彦が飲まされるわけだが、飲ます方も飲まされる方も嬉しそうだ。

 ヴィータの方は、数人の女性陣…なのは、フェイト、ティアナ、スバル、キャロ、ギンガ、他…に囲まれお祝いの言葉を貰っている。

 落ち着いてそれらを見ているのは、3提督と、レティ、リンディ、ゲンヤ、1321隊長位か。
 はやてはヴィータのお色直しの準備にか、一旦場を離れている。

 そして、皆に少しずつ酒が入り始めた頃に、再びはやての声。

 「そしたら、ヴィータはお色直しや、良彦君はそのままやから、適等にかまったってな」

 その言葉に苦笑をもらしながらも頷く、面々。
 ヴィータははやて、アイン、ツヴァイ、セプトにつれられ一度退場。

 「しかし…あれっすよね、良彦さん、年齢どおりの外見だと、あれ扱いっすよね?」

 「あれって、何だヴァイス?」

 「ロリっすよ、だってヴィータさんの外見」

 「ヴィータが居ない所で言った判断は、良い判断だな…でもまぁ、俺の外見がどうでも、多分結果は同じだし、其れでなんと言われても関係ねーな、俺は俺だ」

 そういい切る良彦に、ヴァイスはぐっとサムズアップし

 「ま、そういうと思ってましたよ」

 にかっと笑う。
 そして、しばし、再び会場の入口が開かれはやての先導で入ってくるヴィータ、その服装は。
 赤色の薄い生地に、濃い赤で薔薇を染め抜いたワンピースドレス、先ほどは纏めていた髪を解いて、付
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