『第二十五話』〜どろんこ遊びは何歳までの遊びなんだろう?〜
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……」
俺とクロノの答えが一致した……………
「どうやら、アイツ等を操るために力の大半を使ったみたいだな」
「というよりクロノ、あんな小さい物体に俺達は振り回されたのか?」
「………そのようだ」
[かなり苦労した原因がアイツ………]
如何してくれようか………
――ピュ――――ッ
思念体は逃げ出した。
「逃がすか」
[泥じゃないから俺もやるぜ!!]
ソウルの声を聞き俺は白夜を展開しつつ思念体を追いかけた。
「あ、おい! 僕を置いて行くな―!!」
あ……忘れてた……
「ったく、アイツは何処に行ったんだ?」
「さあな……」
[何故か反応もしねぇしな……]
しばらくの間思念体との追いかけっこが続いたがその途中で見失ってしまった。
そのため現在は廃校舎内を捜索中だ。
「う〜ん……」
[どうした?]
「いや、ここは肝試しに使えそうだなと」
アイツ等はどんな反応をするかな……
[そうか……因みにどちらを?]
「脅かす方に決まってるだろ」
[やめろ]
ソウルに答えた瞬間に言われた。何故?
[いや、お前が脅かす側に回ったらアイツ等は失神するわ!!]
「馬鹿、そこまでするかよ」
[は? ……あぁ、そうだよな。いくらなんでもアイツ等を泣かせるような事は……]
「失神するかしないかという絶妙なレベルで作って最後まで恐怖を与えるんだよ」
[なお質が悪いわ!!]
「君たちは何を言ってるんだ……」
別にいいじゃないかクロノ、少しは気楽にいかないと。
それとソウル、そこがいいんじゃないか。
[……おい、反応あったぞ]
「どこだ?」
「校庭だだ」
「は?」
俺の声でクロノが窓から校庭を向くとそこには十数メートル程の巨大な泥の山があり、その上に思念体が座っていた。
「なんだあれは!?」
「逃げたのは泥を集めるためだったのか」
[アイツは泥を操るみたいだしな]
「いや、なんでそこまで冷静なんだ!? 泥を操る思念体があれほどの泥を持ってるんだぞ!? 遠距離で狙われでもしたらどうする!?」
「だってさ……」
――ズドドドドド!
「もう狙われてるっていうか撃たれてるし」
「もっと早く言えぇぇぇぇぇ!!」
こちらに向かって放たれた泥の弾丸を横に跳んで避けながらクロノが叫んだ。
クロノside
「もっと早く言えぇぇぇぇぇ!!」
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