『第二十五話』〜どろんこ遊びは何歳までの遊びなんだろう?〜
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[守護服は展開してるからさ。そんじゃ!!]
「は!? おい待て!!」
俺の声を無視して守護服を展開したままソウルは鎌を消してしまった。
「あ、あんのヤロ〜……おいクロノ」
「な、なんだ?」
「お前のデバイス貸せ」
「君は魔法なしでは戦闘からっきしな僕に素手で戦えと言うのか!?」
「そうだ」
「君が素手で戦えばいいじゃないか! 素手でも十分強いんだから!!」
クロノは自分のデバイスを抱きしめ後ずさりで俺と少し距離をあける。
「だってよ〜」
「だっても何もない! さっさと行くぞ!!」
「はぁ……しゃーないか」
俺は守護服のハーフフィンガーグローブをしっかりとはめ直し、クロノに続いて泥人形の大群に飛び込んだ。
[ものすごい数だな……コイツ等、念仏とか効くかな?]
「なわけあるか。こんなのは頭をを飛ばすのがセオリーだ」
ソウルの問いに答えながらも前方にいる二体の泥人形の頭を回し蹴りで蹴り飛ばす。
――ズボッ×2
気味の悪い音を立てて頭は遠くへ飛んで行った。
[な!? 人殺し!!]
「いや、そもそも人じゃないし。それ以前に生きてない」
[まぁわかってるんだけどな]
なら言わないでくれ。
「まぁ、元が泥だから強度は脆いな。これなら早く……」
その瞬間―――
――ズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリ
首の無い泥人形が腕を振り回して襲ってきた。
「……あれで動けるのかよ!」
[どんな構造してやがるんだ!?]
「なら、これならどうだ!!」
今度は上半身を蹴りで吹き飛ばす、これなら……
――ズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリズリ
今度は下半身のみで走って来た……人形だし、しかも泥だしな、痛覚なんて無いよな。
「もう動くなよ」
下半身を蹴り倒し、形が無くなるまで踏み潰した。
[……止まったか?]
「ここまでやればな……」
どうやら、粉々にしないとダメみたいだな。
「クロノ、如何やらバラバラにしないと動くぞ」
「何!?道理で手応えが無いと………ッ!」
クロノは『スティンガースナイプ』でマネキンの胸や頭を的確に貫いていた。
それでもマネキンは襲ってくる。
「常に粉々にしないと行けないとは……骨が折れる」
近くの泥人形に向かって連続で拳や蹴りを放ち体を粉砕する。
「一気に消し飛ばすぞ、S2U! 『ブレイズキャノン』!」
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