スーパーロボット大戦OG外伝
0533話
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浮かべる。
「……では、既に準備は全て完了しています。この艦をよろしくお願いします」
改めてマリューへとそう言い、頭を下げるとそのまま去って行くのだった。
いや、一応シャドウミラーを率いているのは俺なんだが。……まぁ技術馬鹿一直線って感じだったし、しょうがないと言えばしょうがないか。
「マリュー」
「ええ。では、全員シロガネに搭乗! 量産型Wは各自出航準備を。アクセルは機体を格納庫に。レモン達はアクセルの手伝いを」
マリューの指示に従い、量産型Wが散っていく。その様子を見ながら、格納庫組の俺達もまた同様にシロガネの中へと入っていくのだった。
「うわ、アークエンジェルに比べると段違いだね、こりゃ」
「私達が使っていたG-1ベースに比べると随分と巨大なだけあって居住性は比べものにならないな」
シロガネの通路を歩きながら思わず呟くムウとコーネリア。
「いや、船体の全長自体はアークエンジェルと100m程度しか違わない筈だぞ」
「え? マジ?」
俺の言葉に唖然として聞き返してくるムウに小さく頷く。
「ああ。それでも大きさの差を感じるのは、純粋に技術力の違いだろうな。後は特機も普通に運用できるから全高とか」
「あー、なるほど。俺達の世界とお前達の世界だと、技術力ではかなり差があるからしょうがないと言えばしょうがないか」
艦の中に収める部品自体が恐らくSEED世界とOGs世界では大きさが違うのだろう。その結果、アークエンジェルに比べて自由に動けるスペースが大目に取られているといった所か。
「ふん、確かにアークエンジェルに比べると広く感じるかもしれないな」
イザークも俺の説明に何処か納得したように頷く。
「でも、艦名に関して言えばシロガネと言うこの艦の名前よりも、アークエンジェルと言う方がどこかロマンがありますよ」
「俺に取っては忌々しい艦でしかないんだがな」
「……そう言えばイザークさんは元々マリューさん達と敵対していたんでしたっけ」
「そうなる。そこで何度もあいつに痛い目に遭わされてきたがな」
オウカとイザークの会話を聞いていた俺へと鋭い視線を向けてくるイザーク。
その隣ではオウカが何処か困ったような笑みを浮かべている。
うーん、この2人は年齢も近いし意外と仲がいいんだよな。もしかしてくっついたりするんだろうか……
「アクセルさん?」
ゾクリ。
何故か急に背筋に氷でも入れられたかのような悪寒が走ったが、それもすぐになくなる。
「あー、何だ?」
「格納庫に着きますよ」
「あらあら。これは将来的に色々と大変ねぇ」
オウカが格納庫の入り口を指差し、それを見ていたレモンが何故かどこか面白そうな笑みを浮かべてこちらを見てい
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