暁 〜小説投稿サイト〜
ショタの神様に悪戯を仕掛けてみました。
イジメというよりイジリ

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「カヅイ、さっき動いたから罰ゲな」

「へ!?」


そんなやり取りをして色々協議した結果、こうなった。


「ッ、牧仁・・・これは、どうにかならないのか・・・?」

猫ミミカチューシャ。

「っ・・・」
(超、可愛い・・・っ)

「・・・どうにもならないです。そしてカヅイ、今日一日は俺のペットってことで。ニャーしか言ったらダメだからな?はいスタート」

そう言ってカヅイの首筋を舐めた。

「!ふ、んん・・・っ」
「へえ、猫って喘ぐんだ」

多分、今の俺は凄く意地悪な顔をしている。

「ほら、カヅイ・・・」

と指を差し出すと、ムッとしたカヅイが俺の指を――――カプリと噛んだ。

「え?・・・この猫は、反抗的だな。お仕置きが必要だ」

「っ!牧仁、やだ・・・ッ」

俺の顔を見て思わず声を出したカヅイの唇をふさぎ、口の中に舌を入れた。

「ぅ、くふ、んぅうっ・・・ふ、あぁ・・・」

カヅイの顔が瞬間的に赤く染まる。

ぴちゃ、と濡れた音が響く。猫ミミがぴこりと揺れ、カヅイの声に連動するように動く。

「・・・は?」

その猫ミミを――――引っ張る。

「んにゃっ!?痛いじゃにゃいか」

自分の言葉に驚いたように、え!?と叫ぶカヅイ。

「カヅイ、お前・・・」

「牧仁、鏡をよこせ!」

「あ、いや・・・カヅイ、さ。猫ミミが引っ付いてるぞ?どんな魔法だ?」

そう。猫ミミのカチューシャが――――引っ付いていた。本物の猫のように。

「ちょ、ニャンじゃこれはぁ!?牧仁、僕の頭に耳が生えた!」

(こいつ、うろたえるかと思ったのに喜んでるし)

鏡を見てはしゃぐカヅイ。その猫ミミを食み、ピクリと体が反応するのを確かめる。

「楽しみが増えそうだな」

「っ・・・」

楽しそうに呟くと、カヅイの右頬が少し引き攣った。



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