番外、出張中です
IF ネギま編
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人しくしているか、下がれば僕は何もしないよ。それでいいよね?」
「無論だ。こちらは儀式が成功すれば他の事はどうでも良いからな」
「と言う訳だ。大人しくしておく方が身のためだよ。敵討ちのために襲ってくるのならそれも良し。だけど、物語の様にそれが成功する可能性はほとんど無い。僅かな望みに賭けるも良し、賭けぬも良し」
そんなことを話していると急に一人の少女が叫び声を上げ始めました。ネギ少年の仲間達はその少女に気を取られて動きが完全に止まります。原因はおそらくアレでしょうが念のためにその少女の魂を覗いて見ると見事に魂を喰い散らかされていました。
「ああ、僕の内面か心の中を見てしまったのですね。心を読むと言うのはメリットよりもデメリットの方が多いんですよ。特に僕や力ある魔導書を読んだ事のある者の心を読むのわね。残念だけど、彼女は廃人確定さ。魂を食い荒らされたんだ。もうどうする事も出来ない。殺してあげるのがせめてもの情けだよ」
それでもすぐに決められないであろう少女達のために廃人が確定した少女の意識を奪ってあげる。
「君たちはよく頑張ったよ。だけど、運が悪かった。相手が僕だから。でも、勝ち目も有ったんだよ。僕はネギ少年に僕を呼び出すために必要なチラシを渡していたからね。それを使って僕を呼び出して契約すれば良かったんだ。僕は僕の世界の悪魔の中でも善良な方でね。呼び出してから交渉すれば代価を多少減らす事もあるし、納得ができないのなら何も取らずに帰るからね。そして代価を支払ったのなら契約を遵守する。それが僕だ。『自分たちと敵対しない』そういう契約を交わしていれば、僕は君たちに手を出す事は出来なかった」
説明しながらも飛びかかってくる魔法先生や魔法世界の住人と思われる獣人に障壁突破に特化した剣を投げつけて殺していく。たまに剣を弾くのも居たけど、弾くと同時に壊れた幻想で爆破して殺していく。その中には学園長や高畑先生も含まれる。
「ふむ、中々面白い話だな」
「おや、エヴァンジェリンさんでは無いですか?貴女も儀式の邪魔をしに来たんですか?」
「いや、私としては魔法世界がどうなろうと構わんのだが、このままだと呪いがどうなるのか分からんのでな。貴様、先程契約は遵守すると言ったな。なら私の呪いもどうにか出来ると?」
「余裕ですね。それ位なら指輪型の魔法媒体一つで解きますよ」
「良いだろう。受け取れ」
投げ渡された指輪型の魔法媒体を確認して、それが最高品質の物であることが分かる。
「貰い過ぎですね。魔法契約や呪いを一度だけ壊す短剣です。貰い過ぎの分、二本お渡ししておきます。対象に突き刺せばそれで解呪出来ますので」
エヴァンジェリンさんの手元に|破壊すべき全ての符《ルールブレ
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