暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
52話:士とシャマルのお料理教室(笑)
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理をよりおいしくする。俺はそう思うよ」
オリーブオイルを用意して、これで炒める準備は完了。後は肉を切ればすぐに炒め始められる。
そこでちらりとシャマルさんの顔を見ると、なんだかキラキラと輝いているように見えた。
「そういう事だから…まぁ、頑張りましょう」
「はい!」
皮を剥いた人参を切ったら、今度は豚肉。まぁこれは一口サイズに切っていくだけなので、ピーマンよりも楽だ。まぁ切りにくいという事もあるが、それもそこそこ。苦労する点ではない。
その後すぐに食材を入れて炒めていく。これはシャマルさん一人でもできるので、焦げない事を注意してから、俺は再び冷蔵庫の中を覗く。
流石はやてだ。色々な食材がある。今回使うのは…ケチャップにウスター、後はちみつ。俺個人で特別にリンゴジュースとブイヨンキューブを持ってきているから、それも使うとして……
「け、結構色んな物を使うですね」
「ん?あぁ、まぁ普通は市販のルーやカレー粉だけでいいんだけどさ…やっぱり料理は『おいしい』って言ってもらえた分、楽しくなっていくもんだから、最初ぐらいはな」
シャマルの質問に笑いながら答え、取り出したものを台所へ。
丁度火が通ったようなので、水を入れてさらにリンゴジュースとブイヨンを入れるんだが……
「ここはシャマルさんに任せるよ」
「ふぇ!?」
「味を決めるのは料理人。思いっきり甘くするも、また別の味にするも、シャマルさん次第」
そう言って俺はリンゴジュースとブイヨンをシャマルさんに渡す。
渡されたシャマルさんは少し慌てたが、すぐに頷いて二つを受け取った。
受け取った二つと水を入れ、味を調えていく。しばらくすると一度頷いてから、少し見てくださいと言わんばかりにこちらを見てきた。
まぁ別に確認するぐらいなら、と思い、おたまを使って少し口にしてみる。
………ん、まぁ…あれだ。
「料理が下手な理由が、シャマルさんの舌じゃないことだけはわかった」
「えっ…!?」
その後は俺が用意した調味料や食材を調理し、俺の監視の元で行われた為、そこまで不都合な事が起こることもなく、カレーが完成した。
なのは達も八神家に到着し、皆でお昼を食べることになった。
「す、凄い…!シャマルの料理がこんなにおいしくなるなんて…!」
一口食べて感動の涙を流したはやて。まぁ色々大変な事もあったのだろう。
なのはもフェイトも、おいしいと言って食べてくれたので、シャマルさんは大喜び。これで少しは自身に繋がっていけばいい。
後は最後に、『料理に決まった手順はないが、それでも最低限の作り方は存在する』という事をシャマルさんに伝え、今回の料理教室(笑)は終わりを迎えた。
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