第7話
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は歳は上じゃないかと…」
壬月「まぁ確かに貴様の身なりにしては達観した性格のようだし。年不相応に落ち着いている。ふむ…ならば、言葉を改めたほうがよろしいか?」
竜司「いや、あいにくそう言うのは不慣れでな。いつも通りにしてくれて構わない」
壬月「心得た。ならば私のことも壬月と呼び捨てでよい」
麦穂「私も麦穂と呼び捨てでお呼びくださいませ」
竜司「委細承知。さて…なら帰りますかお二人さん」
麦穂、壬月「「はい(おぅ)」」
こうして俺達3人は久遠の屋敷へと戻った。
屋敷に戻ると、帰蝶が湯浴みの用意をしていてくれたので、先ほどの戦闘での疲れを洗い流す。
帰った時の二人の様子は、久遠は俺が無事で帰ってきたことに安堵し、帰蝶は何やら嫌そうに「帰ってきたのね…ちっ」と舌打ちされる。
その顔に苦笑しながら、俺は風呂へと向かった。
竜司「さて…これからどうするっていうか…どうなるんだ?」
柴田勝家、丹羽長秀という織田家の双璧には会えたものの、その他の武将にはまだ会っていない。ということは…
竜司「模擬戦…かな」
まさか冗談で言ったことが本当になるとは露知らず。竜司は再び寝床についた。
次の日の朝。
どのくらい寝ていたのか、外はもう明るく、太陽も燦々と照らし、気持ちいい陽気が差し込んでいる。
竜司「ん〜…!よく寝た」
背筋を伸ばし、軽く身体を動かす。
昨日は、昼に一度寝て、そして鬼を退治したあと、風呂に入ってもう一度寝たので疲れは完全に吹っ飛んだ。
そして廊下のの方で見知った気配を感じ、その気配の主達が入ってくる。
久遠「起きろ竜司!」
勢いよく麩を開かれ、久遠と帰蝶が入室してきた。
久遠「ーと何だ。起きているではないか」
竜司「あぁ。おはよう久遠、それに帰蝶どの」
久遠「おう、おはようだ!昨晩はゆっくり寝れたか?」
そう聞いてくる久遠。
そして帰蝶のほうからも「おはよう…」と小さく聞こえた。
竜司「お陰様でな。しかしまぁ久遠も起きるのが早いな」
久遠「惰眠を貪るほど、無駄なことはないからな」
竜司「流石織田信長殿だ…とことんまで無駄を省くのがお得意なようだ」
久遠「だから、久遠で良いというに。仮にも貴様はこれから我の夫となるのだからな」
竜司「ふむ…語っ苦しい言葉は苦手か…了解した。んじゃ改めておはよう久遠」
久遠「うむ!おはようだ竜司!って…挨拶は先程もしたではないか…」
竜司「いや…まぁ新たな気持ちでということで」
久遠「なんだそれは」
と俺の冗談に満面の笑みを浮かべる久遠。
見ていて心地よく、そして飽
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